百歳雛 ももとせびな

foxsya2008-02-23

仕事を終えて、神保町へ。

書泉グランデ>で新刊を買おうと思ったのだが、思い直して<三省堂>へ。

歳時記を買おうと思っていたので、<三省堂>のほうが品揃えがいいのではと、勝手に思って。

4階で歳時記を買う前に、1、2階で、岡崎武志『ベストセラーだって面白い』(中央公論新社)、川本三郎『東京暮らし』(潮出版)、坂崎重盛『東京読書―少々造園的心情による』(晶文社)、有馬哲夫『原発・正力・CIA―機密文書で読む昭和裏面史』、花森安治『暮しの眼鏡』(中公文庫)を買う。4階で、歳時記を何冊か見比べるが、ピンとくるものがなく、買わなかった。

文庫売り場では、コミックの『弁護士のくず』を持ってきて、『乗っ取り弁護士』と並べて売っていた。こういうあざとさ(?)は好き。

<ヒナタ屋>http://www4.plala.or.jp/HINATA-YA/ へ行き、カレーを食べ、<伯剌西爾>で神田ブレンド

今晩は、2回目の句会。雛祭り1句と自由題1句なのだが、まったく考えていないので、カレーを食べながら、コーヒーを飲みながら考える。

何とかひねり出すものの、「雛」という漢字が書けない。携帯で検索するものの、細かすぎて、わからない。句会のときは、辞書が必要だ。

<石田書房>http://www.ishidashobo.com/ で、田中真澄『小津安二郎のほうへ』(みすず書房)を買う。ここでは、もう一冊欲しいものがあったのだが、懐と相談し、断念。また、今度、出直そう。

句会の会場へ。強風のため、JRが止まっているらしく、たどり着けない人が多く、30分遅れてのスタート。

今回も素晴らしい句がたくさんある。人のものは紹介できないが、私と同じ初心者も多いのに、センスのいい人ばかりだ。3句選ぶのに、4句までは絞るのだが、そこからが難儀する。思い切って、えいやっと選ぶ。

結果を確認すると、前回と同じ人ではなく、違う人が点を集めているのも面白い。指導役を務めてもらっているOさんの話は、いちいちうなずくことばかりで勉強になる。私は前回と同じく、1句を一人に選んでもらった。

私の句は以下。

白酒に百歳(ももとせ)雛も頬染めて

パラフィンをかけて微笑む断腸亭

句会の後は、サッカーの日本代表戦を見ながら反省会。

鍋の肉が美味しいので、どこで買ったかを聞くと、「春日の彦坂」とのこと。納得。あそこで、肉や総菜を買いたいのだが、自分の仕事の終わる時間では、無理。美味しい肉を堪能した。

他の人が使っている歳時記を見せてもらって、一番良さそうなものを自分も買うことにする。実は、出席者の方が勤めている版元で出版しているものだった。

次回のお題は「桜(花)」。次回は、夏休み最後の日の宿題みたいなことはやめようと思う(もしかしたら、前回も同じようなことを思っていたか)。少し、数を作らなくては上達はないだろうし。

帰宅後、「週刊文春」の表紙をばらし工作(というほどのものではない)。和田誠描くカラー表紙を、ただ捨てるのは勿体ないと常々思っていた。岡崎武志さんのブログhttp://d.hatena.ne.jp/okatake/ で、岡崎さんが、文春の特別号(表紙イラストが折り返しで2倍の大きさの号)の表紙をノートカバーにしているのを見て、物真似というか思い切りパクリ(ごめんなさい)。

文庫カバーを作ってみるが、通常号なので大きさは不十分。縦の折り返し部分は、裏表紙の広告があるので、まだいいが(それでも、絵を活かすためには、片方の折り返しは極端に短くなる)、横の折り返しはぎりぎりなので、薄い本(200P以下)にしかカバーできない。早速、買ったばかりの『暮しの眼鏡』につけてみる(写真)。絵柄によっては、面白いものになりそうだが、どうだろう。

大竹文雄編『こんなに使える経済学―肥満から出世まで』(ちくま新書を読了。「経済学」ってこういう学問なのだろうか。「1月〜3月生まれよりも、4月〜6月生まれのプロ野球選手のほうが倍も多いのはなぜか」、「できちゃった婚とそうでない場合の子供の産まれ月には差があるか」、「男女雇用機会均等法により、教師の質が下がったのはなぜか」など。経済学の手法により、著者たちは、これらの解答を推測していく。「経済学」を「社会学」に置き換えても全く違和感がない。本文中にも触れられている、昨年のベストセラー、スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー『ヤバい経済学』(東洋経済新報社)に触発された本だろう。『ヤバい経済学』には、こんな統計が書かれているらしい。「日本の大相撲で、7勝7敗で千秋楽を迎えた力士は、勝利し、勝ち越す。その相手に、次の場所で対戦したときは負ける」。

こんなに使える経済学―肥満から出世まで (ちくま新書)

こんなに使える経済学―肥満から出世まで (ちくま新書)

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◎2008年3月1日(土)、2日(日)

第7回 古書往来座外市

詳細情報はこちら >>http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20080126

◎2008年4月5日(土)

第1回 月の湯古本まつり

詳細情報はこちら http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20080216

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『山のぼりおり』発売記念  石田千トークイベント三連発

エッセイスト・石田千さんが「のぼりおり」した十の山。『山と渓谷』での連載を一冊にまとめた『山のぼりおり』の発売を記念して、トークイベントを開催します。石田千さんをよく知る御三方が、「いったいなぜ山のぼり?」という素朴な疑問をぶつけたり、「山といえばね…」と思いもかけぬ話をはじめたり、山をテーマにゆるゆるとおはなしする会です。ちなみに、山のぼりに関してはみなさん初心者ですので、山の知識や経験は必要ありません。お休みの日の開催です。散歩がてら、お気軽にご参加ください。

石田千×荻原魚雷フリーライター)●会場 高円寺・古本酒場コクテイル http://koenji-cocktail.com/●日時 3月20日 (木・祝)16時30分開場 17時開演 19時終演●定員 20名(先着順)● 料金 入場無料ですが、飲食代は別途かかります。ワンドリンク以上のオーダーをお願いします。●申し込み方法メールにて「石田千トークイベント」とお申し込みください。宛先はこちらcocktailbook@hotmail.co.jpお名前、人数、当日ご連絡のつく電話番号を明記してください。 ※文士料理(文士たちが創作した料理、好んで食べた料理)が楽しめるお店です。

石田千×畠中理恵子(元書肆アクセス店長)●会場 水道橋・アンチヘブリンガン 千代田区猿楽町2-7-11ハマダビルヂング2F● 日時 3月22日(土)13時30分開場 14時開演 16時終演● 定員 20名(先着順)● 料金 1000円(ワンドリンク付) ● 申し込み方法メールにて「石田千トークイベント」とお申し込みください。宛先はこちらantiheblingan@tcn-catv.ne.jpお名前、人数、当日ご連絡のつく電話番号を明記してください。 ※よろしければ、18時からのトークイベントもあわせてお楽しみください。

石田千×田村治芳彷書月刊編集長)●会場 神保町・ヒナタ屋 www4.plala.or.jp/HINATA-YA/● 日時 3月22日(土)17時30分開場 18時開演 20時終演● 定員 20名(先着順)● 料金 1000円(ワンドリンク付)● 申し込み方法メールにて「石田千トークイベント」とお申し込みください。宛先はこちらhinata.ya@ivory.plala.or.jp(ヒナタとヤのあいだに.がはいります) お名前、人数、当日ご連絡のつく電話番号を明記してください。 ※ チキンカレーのおいしいお店です。食べ物のオーダーも承ります。

● 注意書き※ 各回ごとに申し込み先が異なりますのでご注意ください。