「裸の夏」

昨日の昼休み、職場のそばの<南天堂書店>に行く。

文春新書の新刊は1冊ずつ並んでいるが、高島俊男のものはなし。爆笑問題+辻惟雄爆笑問題のニッポンの教養 異形のモノに美は宿る』(講談社)を買う。

<喫茶 おとら>に行き、ツナとディルのサンドイッチとアールグレイ

紅茶を飲みながら、今、買った『異形のモノに美は宿る』を読み進める。レジでもらった「本の話」「波」も。

「本の話」の巻頭対談は、なべおさみ×なべやかん親子。なべおさみの『病室のシャボン玉ホリデーハナ肇、最期の29日間』関連。やかんが知人の文春の編集者を紹介したことから、この本は日の目を見ることになったそうだ。親孝行。

仕事を終え、帰宅途中、<啓文堂>書店の笹塚店に寄る。ここにも高島俊男はなし。他の文春新書の新刊はあるのだが。一冊だけ入って売れてしまったということだろう。平松洋子の新刊(「考える人」の連載をまとめたもの)もなし。

あまり、遅くに食事をとるのはよくないとわかっているが、空腹で我慢できずに、<浜鮨>に寄ってから帰宅。

今日の昼も、職場の食堂はやめて、外に出る。美味しいおむすびを売っているお米屋さんが近くにあると聞いたのだ。「わさびおむすびが最高」とのこと。

最近、神楽坂に移転してしまったイタリア料理の<アンジェラ>の向かい側に、そのお米屋さんはあった。しかし、「おむすびは全て売り切れました」との張り紙が…。

かなり早い時間に売り切れてしまうらしい。午後1時から昼休みの、うちの職場では、買うのは無理か。その人気を知って、ますます食べたくなる。

仕事を終えて、渋谷へ向かう。<イメージフォーラムhttp://www.imageforum.co.jp/theatre/index.html でレイトショーを見るのだ。

まずは腹ごしらえ。井の頭線の駅近くの<麺屋武蔵>の支店。地元の歳若い友人が勤めていて、近くに来たときに来るように言われていた。つけ麺を食べる。なかなか美味しいが、つけつゆがもっと熱くてもいいと思う(ぬるいほうが人気があるのだろうか)。

啓文堂書店>の地下フロアに寄り、高島俊男『天下之記者―「奇人」山田一郎とその時代』(文春新書)、平松洋子『夜中にジャムを煮る』(新潮社)、内田樹『ひとりでは生きられないのも芸のうち』(文藝春秋)、スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー『ヤバい経済学(増補改訂版)』(東洋経済新報社)を買う。何か買うのを忘れているような気がしていたが、エスカレーターに乗り、1階のコミック売り場を通り、外に出るところで思い出した。『もやしもん』だ。

1階のコミック売り場で石川雅之もやしもん 6巻』(講談社)、福満しげゆき僕の小規模な生活 1巻』(講談社)を買って、<イメージフォーラム>に向かう。

レイトショーの開場時間まで、まだ少しあるので、すぐ隣の<スターバックス>へ。以前、他の店でそそうがあり、お詫びにもらった無料券があったのでそれを使う。何でも、どの大きさでもOKという券だったので、本日のコーヒーの一番大きいやつをもらう(トールの上のサイズってなんて言ったろう。「V」がつく、ヴァなんとか、ヴェなんとかという名称だったような)。アルバイトの子は初めて見る無料券だったらしい。

コーヒーを飲みながら、『僕の小規模な生活 』を読む。これは面白い!

開場時間になったので、<イメージフォーラム>に入る(コーヒーは残した)。映画は、麿赤兒率いる「大駱駝艦」の夏合宿(ワークショップ)を描いたドキュメンタリー「裸の夏http://www.hadakanonatsu.com/
108名定員で整理番号102番。前のほうの席だった。後ろの席が外国の人で、一緒に来ていた日本人が、テロップや台詞を訳して伝えるので、うるさいことこのうえない。事情はどうあれ、やはりマナー違反だろう。

映画はとても面白かった。DVD化されたらもう一度見たいぐらい。

体を動かしたくなると同時に、自分の醜い体に嫌悪感を覚える。あの合宿に、自分が参加したとき、頭を剃り、裸に、白塗りに、そして、金粉まみれになれるか。多分、なれるのだろう。映画の中の彼らも、そんなことをする破目になるとは、わからないまま参加した人も多いのだ。

随所に挿入される舞台上の妖しい麿も魅力的だが(グロテスクで顔をしかめざるを得ないところもあるのに)、合宿生を見つめる自然体の麿の姿に、とても魅かれるものがあった(白馬の自然の中に立つ麿の姿がいい)。

上映後のトークショーには、麿と劇団員たちが登場。映画で描かれた2003年の合宿に参加し、現在は団員になっている女優さんもいた(ポスターの被写体の方)。最後に歌った「大駱駝艦」のテーマソング(?)の鍛冶屋の歌が印象的で、帰途も頭の中にリフレインしていた。

帰るときに、出口に監督の岡部さんhttp://www.hadakanonatsu.com/director.html がいたのでご挨拶し、感想を伝える。

東京での上映は終了したが、大阪、山口、京都、名古屋での上映が始まる。お近くの方は是非どうぞ。

渋谷なので、バスで帰りたいが、こんな時間なので無理(このバスは「buku」http://www.c-buku.net/ の北条さんのお気に入りだとのこと)。井の頭線は混んでいて、乗る気がしないので、山手線で新宿まで出て帰る。

爆笑問題+辻惟雄爆笑問題のニッポンの教養 異形のモノに美は宿る』(講談社を読了。本棚にある未読の『奇想の系譜』(ちくま学芸文庫)を読まなくては。この番組をさらに深めたような内容なら、相当、面白い本だと思う。

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
『山のぼりおり』発売記念  石田千トークイベント三連発
エッセイスト・石田千さんが「のぼりおり」した十の山。『山と渓谷』での連載を一冊にまとめた『山のぼりおり』の発売を記念して、トークイベントを開催します。石田千さんをよく知る御三方が、「いったいなぜ山のぼり?」という素朴な疑問をぶつけたり、「山といえばね…」と思いもかけぬ話をはじめたり、山をテーマにゆるゆるとおはなしする会です。ちなみに、山のぼりに関してはみなさん初心者ですので、山の知識や経験は必要ありません。お休みの日の開催です。散歩がてら、お気軽にご参加ください。
石田千×荻原魚雷フリーライター)●会場 高円寺・古本酒場コクテイル http://koenji-cocktail.com/●日時 3月20日 (木・祝)16時30分開場 17時開演 19時終演●定員 20名(先着順)● 料金 入場無料ですが、飲食代は別途かかります。ワンドリンク以上のオーダーをお願いします。●申し込み方法メールにて「石田千トークイベント」とお申し込みください。宛先はこちらcocktailbook@hotmail.co.jpお名前、人数、当日ご連絡のつく電話番号を明記してください。 ※文士料理(文士たちが創作した料理、好んで食べた料理)が楽しめるお店です。
石田千×畠中理恵子(元書肆アクセス店長)●会場 水道橋・アンチヘブリンガン 千代田区猿楽町2-7-11ハマダビルヂング2F● 日時 3月22日(土)13時30分開場 14時開演 16時終演● 定員 20名(先着順)● 料金 1000円(ワンドリンク付) ● 申し込み方法メールにて「石田千トークイベント」とお申し込みください。宛先はこちらantiheblingan@tcn-catv.ne.jpお名前、人数、当日ご連絡のつく電話番号を明記してください。 ※よろしければ、18時からのトークイベントもあわせてお楽しみください。
石田千×田村治芳彷書月刊編集長)●会場 神保町・ヒナタ屋 www4.plala.or.jp/HINATA-YA/● 日時 3月22日(土)17時30分開場 18時開演 20時終演● 定員 20名(先着順)● 料金 1000円(ワンドリンク付)● 申し込み方法メールにて「石田千トークイベント」とお申し込みください。宛先はこちらhinata.ya@ivory.plala.or.jp(ヒナタとヤのあいだに.がはいります) お名前、人数、当日ご連絡のつく電話番号を明記してください。 ※ チキンカレーのおいしいお店です。食べ物のオーダーも承ります。
● 注意書き※ 各回ごとに申し込み先が異なりますのでご注意ください。※ イベントに関する最新の情報www.yamakei.co.jp
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
◎2008年3月1日(土)、2日(日)
第7回 古書往来座外市
詳細情報はこちら >>http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20080126
◎2008年4月5日(土)
第1回 月の湯古本まつり
詳細情報はこちら http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20080216