白い背が、すっと…
朝、起きて、『書肆アクセスという本屋があった――神保町すずらん通り1976-2007』に関して南陀楼さんhttp://d.hatena.ne.jp/kawasusu/ にメールを送る。南陀楼さんは、まさに追い込みで大変そう。次々とファクスから流れ出てくるゲラの戻しと格闘中。私も「「書肆アクセス関連文献目録」の校正をファクスで戻す。
昼休みに神保町に向かう。『書肆アクセスという本屋があった』の文献目録作成のための資料として、畠中さんから<書肆アクセス>http://plaza.rakuten.co.jp/accesshanjoe/ でのフェアの冊子を何冊か送ってもらっていた。その書影を同書所収の年表に使うということで、右文書院http://www.yubun-shoin.co.jp/ まで届けに行く。
神保町は「古本まつり」開催中。時間がないので、立ち止まっては見られないが、歩きながら、常に左前方に目をやりながら、外のワゴンに並べられた本の背を眺める。『古本病のかかり方』(ちくま文庫)で、一度、見ている背はすっと目に入ってくるというようなことを岡崎武志さんhttp://d.hatena.ne.jp/okatake/ も書いていたが、しばらく歩いているうちに、白い背が、すっと目に入ってきた。
ラリー・コリンズ/ドミニク・ラピエール『さもなくば喪服を 闘牛士エル・コルドベスの肖像』(早川書房)だ。値段もかなり安かった。今日は、買物はできないと思っていたので、嬉しい。
<山の上ホテル>の前で待ち合わせて、右文書院の青柳さんに、「自由民権問題」「東京のかおりを求めて」「ヒロシマナガサキ」を渡す。青柳さんの携帯の電池が切れていたとかで、なかなか連絡がとれず、少しハラハラしていたので、ほっとする。
<ヒナタ屋>http://www4.plala.or.jp/HINATA-YA/ に寄って、チキンカレーの昼食。ここのカレーは本当に美味しい。もちろん、人によって感じ方は違うだろうが、自分の好みにぴったり。もう少し辛くてもいいかもしれないが、そうすると、食べられない人も出てしまうだろう。前回、祖母の通夜で参加できなかった「りつ・つくる」http://pub.ne.jp/hinatayaNEWS/ についての話などを聞く。料理もも美味しく、田川律さんの「ニューミュージックマガジン」や「ミステリ」の話も面白かったとのこと。贅沢な時間だ。次回は12月8日(土)に開催。何とか参加したい。
慌ただしくカレーを食べ終え、電車では午後の始業に間に合わないので、タクシーで白山まで戻る。『さもなくば喪服を』を安く買えても、これでは意味がないのだが、仕方がない。
10時半過ぎに仕事を終え、帰宅。笹塚から歩いて帰る。ビデオ屋の外の均一本の棚で、コリン・デクスター『悔恨の日』(ハヤカワミステリ)を見つけ、買う。このモース警部ものは未読。
零時過ぎに帰宅。すぐ風呂に入る。買ってきた『悔恨の日』の訳者あとがきを湯船で読む。内容に関連したイギリス競馬の歴史上の大事件について、触れているが、その事件の主役の馬に騎乗していたのがディック・フランシス。この事件については、自伝の『女王陛下の騎手』でもページを割いて語られているそうなので、ファンにとっては常識なのだろうが、初耳。『女王陛下の騎手』を読んでみよう。
風呂からあがって、いよいよ開催が迫ってきた「外市」用の値づけ作業。バラード、宮脇俊三、阿佐田哲也、庄野潤三…20冊ほど終えたところで、挫折。ベッドに入る。この調子じゃ、事前には送れない。当日、重い思いをして持っていかなければ。せめて、終わった時には軽くなっていてほしい。
亀和田武『この雑誌を盗め!』(二見書房)を読了。「BURRN!」で長期に渡って、テレビ時評を連載しているそうだが、これも読みたい。どこかで本にしないだろうか。創元推理文庫で名作SFの復刊をしているが、亀和田武の短編集なんてどうだろう。『まだ地上的な天使』『時間街からの招待状』『マーメード休暇』から選んで。「朝日のようにさわやかに」は絶対に入れる。と、ちょっと編集者気分になってみる。
- 作者: 亀和田武
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2006/09
- メディア: 単行本
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「外、行く?」
ちらし拡大画像→http://f.hatena.ne.jp/wamezo/20071008182850
もっと詳細情報→http://ouraiza.exblog.jp/
約25名参加、往来座の外壁にズラリ2000冊! 雑貨、ガラクタも販売。包丁研ぎの実演もあり。
■日時
11月3日(土)〜4日(日) 3日⇒11:00〜20:00(往来座も同様) 4日⇒11:00〜17:00(往来座は22:00まで)
■雨天決行(一部店内に移動します)
■会場
古書往来座 外スペース(池袋ジュンク堂から徒歩5分)東京都豊島区南池袋3丁目8-1ニックハイム南池袋1階
http://www.kosho.ne.jp/~ouraiza/
▼メインゲスト
藤井書店(吉祥寺)
百年(吉祥寺)http://www.100hyakunen.com/
バサラブックス(吉祥寺)http://basarabook.blog.shinobi.jp/
▼スペシャルゲスト
嫌記箱(塩山芳明)http://www.linkclub.or.jp/~mangaya/
ハルミン古書センター(浅生ハルミン)http://kikitodd.exblog.jp/
文壇高円寺(荻原魚雷) http://gyorai.blogspot.com/
伴健人商店(晩鮭亭)http://d.hatena.ne.jp/vanjacketei/
ふぉっくす舎 http://d.hatena.ne.jp/foxsya/
不思議(はてな・千駄木)http://higishi.seesaa.net/
やまねこ書店 http://yamaneko-bookstore.com/modules/shop/
他、お客様オールスターズ(朝/Y‘s/おんじょろ)
▼わめぞオールスターズ
古書往来座(雑司が谷)http://www.kosho.ne.jp/~ouraiza/
古書現世(早稲田)http://d.hatena.ne.jp/sedoro/
立石書店(早稲田)http://d.hatena.ne.jp/tate-ishi/
m.r.factory(武藤良子)http://www.toshima.ne.jp/~mryoko/
旅猫雑貨店(雑司が谷)http://www.tabineko.jp/
リコシェ(雑司が谷)http://www.ricochet-books.net/
kika zakka(ベトナム雑貨・雑司が谷)http://kikazakka.seesaa.net/
ブックギャラリーポポタム(目白)http://popotame.m78.com/shop/
貝の小鳥 http://www.asahi-net.or.jp/~sf2a-iin/92.html
琉璃屋コレクション(目白) 版画製作・展覧会企画
ぶくぶっくす(「buku」・池袋)http://www.c-buku.net/
退屈男(名誉わめぞ民)http://taikutujin.exblog.jp/
▼「本」だけじゃないのです!
刃研ぎ堂(包丁研ぎ) http://www1.tcn-catv.ne.jp/kai555/
古陶・古美術 上り屋敷(会場では特選ガラクタを販売)
http://www.wakahara.com/agariyashiki/
オグラ(手廻しオルガンミュージシャン・雑貨、小物販売)
http://www.lilyfranky.com/reg02/
こまものや(小物(バッヂ、コースターなど)販売)
■主催・古書往来座
■協賛・わめぞ http://d.hatena.ne.jp/wamezo/