地鎮祭、建てもの探訪、リキさん、チキンライス、天然酵母

foxsya2007-07-09

本日、地鎮祭のため、夏休みをとった。

といっても、神主を呼ばない簡略化したもの。「神主は呼びません」と言ったら、工務店側は予想していなかったらしいが、「それなら私どもで簡略化したものを」というので了承。何もやりたくないというわけではなく、大袈裟にしたくないだけ。工務店側としては、こういったことをきちんとやらないとすっきりしないよう。やはり、六曜もすごく気にする。契約日から着工日から、とにかく大安。「ちゃんと大安にしましたから」と言われるが、こちらは全く気にしない。大安にこだわるあまり、スケジュールがずれている気がする。

建築家の挨拶のあと、塩をまいたり、酒をまいたりで終了。家の形に紐がピンとはられ、家の形がイメージできる。1階の中庭デッキ部が想像していたより広かったのは嬉しい。といっても、こちらは両親居住部分。

午後から、神保町へ向かう。

途中で、行きつけの飲み屋の<シャンシャン>のマスター夫婦(中学の先輩と後輩)に会い、19日に引渡し予定の新居を見せてもらう。こだわりの人だけあって、いい家だ。小さいながらも屋上もある。周囲に神社が二つあり、その緑が目に心地よい(写真)。屋上にシャワーがついていたが、引渡し後、ここに浴槽を設置して、露天風呂にするという。うらやましい。

神保町では、<書肆アクセスhttp://plaza.rakuten.co.jp/accesshanjoe/ へ。今日から「荻原魚雷が選んだ書肆アクセスの20冊」フェアを開催中。

実は、昨日、畠中店長から、このフェアの特製小冊子をいただき、魚雷さんに、この20冊について、少し話をうかがっていた。その中でも、水田ふう・向井孝「女掠屋リキさん伝」(「黒」発行所)が面白そうだったので買う。他に「ウィスキー・ヴォイス」の最新号も。

取り置いてもらっていた、石田千『部屋にて』(角川書店)、「本の手帳 3号」も受け取る。

三省堂書店>へ行き、料理雑誌「WASABI」、「アルネ」、藤崎慎吾『鯨の王』(文藝春秋)を買う。

「WSASABI」は、軽井沢追分の古本屋<追分コロニー>http://www11.plala.or.jp/colony/index.html が載っているので。誌面では、番頭のSさんが爽やかに微笑んでいた。<追分コロニー>は、イベントも盛んに行っていて、「探鳥会」「鳥の絵描き教室」なども行っている。意外なところでは「投資セミナー」も。これは、番頭さんの豊富な専門知識を生かしたものだろう。

『鯨の王』は面白そう。金子修介で映画にしたら面白いものができるのでは(まだ読む前だっていうのに)。

7時過ぎに白山まで行き、<駒込大観音>まで歩く。仕事の関係者に会わないかびくびく。何もびくつくことはないのだが、自分が休んでいるときに、仕事してる人に会うのが嫌なのだ。

駒込大観音>では、明日まで「四万六千日 ほおずき千成り市」という地域の人の手作りの縁日が開催中。毎年のお目当ては、<古書ほうろう>http://www.yanesen.net/horo/ の宮地夫妻が作るパクチーがたっぷりのったチキンライス。

しかし、「ライスがなくなっちゃたんです」とのこと。ショック! 具(チキンをエスニックに煮たもの)だけはあるとのことなので、ビールのつまみにもらう。美味しい。これで、ご飯があったら、最高だったんだが。残念無念。

谷根千http://www.yanesen.net/ のYさんが、綿あめを作っていたり、「外市」でおなじみの刃研ぎ堂さんhttp://www1.tcn-catv.ne.jp/kai555/ が包丁を研いでいたり、知った顔がそこかしこに。刃研ぎ堂さんの横には「外市」初日に登場した似顔絵描きのセニョール森さんもいた。

そして、<旅猫雑貨店>http://www.tabineko.jp/ も今年から出店。店主の金子さんはいなせな格好で和手ぬぐいを中心に販売していた。チキンライス売り切れを報告すると、傍らにいる旦那さんが2杯食べたと告白。羨ましい。

ほおずきを一鉢買って帰宅。叔父から中元として桃が届いていたので、一つもらって、天然酵母を仕込んで冷蔵庫に入れる。出来上がりは10日後ぐらい。天然酵母を作って、何に使うかよく聞かれるが、パンを焼くときに使えるのはもちろん、だし代わりに料理に使ったり、ドレッシングになったり、様々な用途があるのだ。

小田嶋隆『テレビ標本箱』(中公新書ラクレを読了。著者自身、「はじめに」で「うまくできたかどうかわからない」と書いているが、やはり自信がなかったのだろうか。いくつか、これはというものもあったが、打率2割ぐらい。無理してテレビのことを書かなくても(無理して、テレビを見てる(?)のが痛々しい)。「はじめに」で、著者はナンシー関のことに触れているが、帯にある「ナンシー関よ あとは引き受けた」とまでは書いていない。編集者作成だろうが、著者としては、このニュアンスは心外ではなかろうか。

テレビ標本箱 (中公新書ラクレ (231))

テレビ標本箱 (中公新書ラクレ (231))