正月三が日は駅伝三昧−「相棒」スペシャルもあり

元旦は「ニューイヤー駅伝」をTV観戦。解説者のSさんの迷走ぶりは健在。明日からの「箱根駅伝」の解説も心配になる。

夜は、楽しみにしていた「相棒 スペシャル」を見る。期待の古沢良太脚本。期待通りの出来。どこかで見たり読んだりしたような仕掛けも多いが(例えば「ダイハード」『静寂の叫び』など)、よくできた伏線をたくさん張ったシナリオは見事。テレビで、ここまでのものが見られれば満足。やっぱり、この人の脚本はいい。

比較するのもおかしいが、去年、職場の旅行のバスで見た「踊る大捜査線 レインボー・ブリッジを封鎖せよ!」なんかより、遥かに面白かった。

ゲストは大塚寧々、遠藤章造杉本哲太、梨本謙二郎、中村綾ら。レギュラーを含めた俳優陣もよかった。大塚寧々はやっぱり好きだ。

この前、読んだ小林信彦『映画が目にしみる』(文藝春秋)で、小林先生も大塚寧々をたくさんとりあげていたが、ちゃんと、このドラマはご覧になっただろうか(見ていそうですね)。

2日は、テレビで「箱根駅伝」を観戦。昨日の予感的中でSさんの解説のひどさが相変わらず目立つ。自分の出身校を写している中継車に乗り移りたいとまで言い出す贔屓ぶりも何だかなあ。インタビューに割り込み、知り合いの選手に話しかけたりしている。

ひどかったのは、「感想」はあっても、「解説」が一切なかったこと。スタジオの現役社会人ランナーの「解説」のほうが、うなずくこと多し。実績は誰もが認める名ランナーだが、解説には向いていない。毎年、テレビ局にはたくさんの抗議が寄せられていると聞くが、起用されるのは、やはり陸連側の事情なのだろうか。

応援している大学は4区までは完璧。5区に大きく沈む。明日の巻き返しに期待。

3日はテレビで午前10時まで「箱根駅伝」を観戦。それから、銀座に向かう。山手線内で「箱根駅伝」をデジタル放送していると新聞で読んだので山手線で有楽町に向かう。すると、乗り込んだ車両では放送していない。特別な「箱根駅伝特別車両」に限られているようだ。

銀座松坂屋そばの11時開店のカラオケボックスに友人たちと飛び込む。カラオケはやらずに、飲みながらテレビで「箱根駅伝」を観戦。午後1時過ぎに、外に出て、京橋の交差点まで移動し、10区を走る選手たちに声援を送る。

応援していた大学は巻き返しはしたが、目標の順位まではもう一歩届かず。しかし、優勝が夢ではない位置まで来た。既に来年の大会が待ち遠しい。

大場秀章他『東大講座 すしネタの自然史』(NHK出版)を読了。東大での公開講座をまとめたもの。すしネタに使われている魚貝の正体、生物としての特徴、現在、置かれている状況など。お寿司を食べながら語りたくなる話多し。多分、お寿司屋さんも知らない話も多いと思う。お寿司好きにはお薦め。内容から考えると「自然史」は「自然誌」のほうがぴったりくるような気がするが、学問的にはどうなのだろう。

東大講座 すしネタの自然史

東大講座 すしネタの自然史