明太子と蕎麦

foxsya2006-12-26

昨日は、課の打ち上げで猿楽町の<アンチヘブリンガン>。職場の冷凍庫に入れていた明太子5箱(九州に縁のある職場の人を通して、毎年安く買っている美味しいもの)を家に持ち帰らなければならないので、お店の冷凍庫に預ってもらう。

「帰り、もって帰るの忘れそうですね」とお店の方と言っていたが…やっぱり、帰りの電車の中で忘れたのに、やおら気づく。

本日から、一足早いお正月休み。雨が降っているが、久しぶりに経堂の<楽屋(ささや)>で夕食をとろうと出かける。駅から、電話をするも誰も出ない。嫌な予感がしながら、農大通りを歩き、お店まで行くと、臨時休業だった(いろいろな人のブログで読んで知っていたが、<遠藤書店>の農大通りの支店はやはり閉店していた)

雨が強くなるなか、気を取り直して、下北沢で井の頭線に乗り換え、浜田山の<南国食堂 ぶら>に向かう。すると、こちらは貸切営業。知人の奥様(看護婦さん)の病院の忘年会だという。

そこで、最近、よくグルメ雑誌に載っている蕎麦屋が浜田山にあることを思い出し、行ってみることにする。<西友>を通りすぎて右に入ったところの<光林>。店構えはモダンで、音楽はジャズが流れている。店の奥に電動の石臼が見えるので、自家製粉の店のようだ。

十割そばをいただく。美味しい。茨城産の粉だ。これは珍しいのではないか。お店の方の人当たりも良く、使用している蕎麦粉についてなど、いろいろ教えてくれる。

浜田山には<安藤>もある。美味しさは甲乙つけがたいが、こちらのお店のほうが、「蕎麦屋呑み」がしやすい雰囲気。

小林信彦『映画が目にしみる』(文藝春秋を読了。中日新聞のコラムの連載をまとめたもの。版元が変わり、版形や装丁も変わった。本来であれば、中身からすると今回のコンパクトな感じのものが合っているような気もするが、和田誠のあの装丁に親しんでいるから、やはり違和感がある。大塚寧々、米倉涼子長澤まさみといった女優への入れ込みの強さが目立つ。これらの女優の出演作の評価は少し割り引く必要があるか(大塚寧々は私も大好き)。前から思っているが、このコラム、東京新聞で読めるようになればいいのに。

映画が目にしみる

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