イブは自分へのプレゼントと料理
昨日は、久しぶりに<ブックオフ大塚店>に行く。堀田善衛『キューバ紀行』(集英社文庫)、松本清張『或る小倉日記伝』(新潮文庫)、ディック・フランシス『出走』(早川書房)を、それぞれ105円で買う。
帰りに<ブックファースト新宿ルミネ1店>に寄り、小川一水『天涯の砦』(早川書房)、ディック・フランシス『再起』(早川書房)、川上弘美『真鶴』(文藝春秋)を買う。正月休みの読書用のつもり。といっても、読みかけの本がたくさんあるので、休み中には読めない可能性大だが。
本日はクリスマス・イブ。自分へのクリスマス・プレゼントと無理矢理理屈をつけて書店へ向かう。
書店の前に<CHUBBY>http://www.chubby.bz/# に寄り、借りている棚に古本を補充。ランチの豚とアサリのスープ煮を食べ、コーヒーを飲む。
まずは、笹塚の<一新堂書店>http://www.sasahata.com/f024/index.html に寄る。ここは、中学生のときから通っている店。最近、息子さんが、店を切り盛りするようになって、洋書の写真集など、センスのいい本が多くなってきた。この息子さんが赤ちゃんの頃から知っているだけに少し感慨深いものがある(勝手だが)。
ここで、 山本若菜『松竹大船撮影所前松尾食堂』(中央公論社)、宮内嘉久『前川國男 賊軍の将』(晶文社)、坂口三千代『クラクラ日記』(文藝春秋)、小藤田千栄子・川本三郎編著『スキ・スキ・バン・バン 映画ディテール小事典』(ブロンズ社)を買う。
『クラクラ日記』は文庫では持っているが、単行本の初版だったので。坂口三千代さんは、生前、何度かお会いしたことがあり、早稲田・鶴巻町のお宅の三千代さんのお部屋にもあげていただいたこともある。三千代さんのことは、今度、機会があれば書いてみたいと思っている。
駅よりのコミック中心の<BOOKS BAKU>(たまに均一コーナーに掘り出し物がある)で「クウネル」バックナンバーを2冊買う。
<紀伊国屋書店笹塚店>で、『森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』(角川書店)を買う。以上で、自分へのプレゼントは終了。
帰宅して、昼間に<CHUBBY>で食べた豚とアサリのスープ煮に挑戦してみる。少し小ぶりなパンを焼いて、一緒に食べる。<CHUBBY>のものと少し味は違うが(こちらは、よりスパイシーになった)、なかなか良くできた。
矢田喜美雄「謀殺・下山事件」(新風舎文庫)を読了。下山事件に関するものを読むと、どう考えても、この事件はやはり「謀略」だと思えてしまうが、下山総裁自殺説の毎日新聞記者の書いたルポを原作にした映画がある。これは山村聰が撮っていて、傑作だと読んだことがある(多分、川本三郎さんの文章)。熊井啓の映画とこちらの映画を見比べてみたいものだ。
- 作者: 矢田喜美雄
- 出版社/メーカー: 新風舎
- 発売日: 2004/03
- メディア: 文庫
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