塩山さんの毒舌ぶりに大爆笑!

野球の大会のため、大宮の健康保険グラウンドへ行く。

試合は不完全燃焼で負けてしまった。「格下」のチーム相手で油断があったのか。15以上残塁があった。満塁で点が入らなかったこと3回。自分も2死3塁で打順が回ってくること2回。三塁ゴロと投手ゴロ…自己嫌悪。

家に戻り、棚を借りて古本を売っている<CHUBBY>http://www.chubby.bz/ へ行き、本の入れ替え。馬場のぼる『たらふくまんま』などを補充する。もう少し動いてくれればいいのだが。

高円寺の<古本酒場 コクテイルhttp://koenji-cocktail.com/ へ向かう。南陀楼綾繁さんhttp://d.hatena.ne.jp/kawasusu/ の『路上派遊書日記』(右門書院)刊行記念「オヨちゃんとモクローくんの古本ジェットストリーム vol.3」を聞くため。前回に続いて雨模様だが、お店は人でいっぱい。カウンターの何席か先に退屈男さんがいらしたので挨拶する。

南陀楼さんが、最近、初めて「ガンダム」を見たというのをブログで読んでいたので、「ジェットストリーム」が「ジェットストリームアタック」になるかもと思った(?)が、もちろん、そんなことはなく、城達也の「ジェットストリーム」のテーマとともに、トークスタート。今回のテーマである日記本を紹介しながら、南陀楼さんとオヨヨ書林http://www.oyoyoshorin.com/ の山崎さんの、味わい深いトークが進む。

今回、何といっても楽しかったのは、ゲストが登場してから。南陀楼さん編の『出版業界最底辺日記』の著者・塩山芳明さんの日記そのものの毒舌ぶりに大爆笑。しかし、ただの悪口ではなく、根拠があり、納得できるものばかり。語り口にもパワーがあり、圧倒される。塩山ファンの女性も来ていたが、魅かれる女性の気持がわかる。もっと話を聞いていたいという気分のところでイベント終了。

出来立てほやほやの『路上派遊書日記』のサイン本を買い、南陀楼さんから受け取る。自分への宛名を入れてもらおうと、お願いに行くと、「あれっ、これどこで買ったの?」「今、もらったばかりじゃないですか」というやりとりあり。厚い本とは聞いていたが、本当に厚い。読むのが楽しみだ。

お店の外にいらした<古書現世>の向井さんhttp://d.hatena.ne.jp/sedoro/ に、読みかけの『早稲田古本屋街』のサイン本に自分への宛名を入れていただけないかと頼む。ペリカーノという万年筆しか持っていなかったのだが、「万年筆で書くのは苦手で…」と言いつつ、快く書いていただく。

高円寺を後にし、西荻窪へ行く。<古書 音羽館>で本を買う。本日は当たりの日。阿奈井文彦名画座時代‐消えた映画館を探して』(岩波書店)、海野弘海野弘 本を旅する』(ポプラ社)、小谷野敦『なぜ悪人を殺してはいけないのか―反時代的考察』(新曜社)、「本とコンピュータ」のバックナンバー5冊。

レジで店主の広瀬さんから「<ランブリンブックス>の料理、好評だったみたいですね」と声をかけてもらう。<ランブリンブックス>に広瀬さんがいらしていたのは知っていたが、顔を憶えてくれていたようだ。

<のらぼう>に寄り食事。『路上派遊書日記』を読む。ブログで一度、読んでいる内容だが、「注」も豊富で楽しい。面白い本を読みながら、美味しいお酒を飲み、美味しい食事を食べ、夜は更けていく…幸せなことだ。

青山南『短編小説のアメリカ 52講 こんなにおもしろいアメリカン・ショート・ストーリーズ秘史』(平凡社ライブラリーを読了。ミステリー以外のアメリカ小説にとんとご無沙汰だが、ここに紹介されているものが読みたくなった。エッセイとしても面白く、本棚にある未読の青山南のものを続けて読むことにしよう。雑誌の「ニューヨーカー」に関連して、ジェイ・マキナニーの『ブライト・ライツ・ビッグ・シティ』の内容が紹介されているのだが、こんな内容だったかなあ……読んだのに、全く憶えていない。