復活の『新宿鮫』?

foxsya2006-09-30

昨日、郵便で未来社から届いた向井透史『早稲田古本屋街』を電車で読みながら仕事へ向かう。

仕事を終え、<南天堂書店>の前で、バスに乗り、道灌坂下で降り、<古書ほうろう>http://www.yanesen.net/horo/ へ。

配布用の「秋の一箱古本市http://d.hatena.ne.jp/seishubu/ のチラシとポスターを受け取る。今回は予定がなかなか立たなかったので、参加は見合わせたが、せめてものお手伝い。偶然、お店で、「秋の一箱古本市」を中心になって運営している「青秋部」のお二人に出会う。ブログなどから、頑張っている様子が伺え、頭が下がる。平野甲賀『文字の力』(晶文社)と「ぐるり 10月号」http://gururi04.exblog.jp/ を買う。

往来堂書店>まで歩き、小島一志・塚本佳子『大山倍達正伝』(新潮社)、青山南『短編小説のアメリカ 52講 こんなにおもしろいアメリカン・ショート・ストーリーズ秘史』(平凡社ライブラリー)、<恵文社 一乗寺店>から出てくる小西真奈美が表紙の「エルマガジン 11月号」http://www.lmagazine.jp/ 「ミーツ リージョナル増刊 東京出張」、「アルネ 17号」http://www.iog.co.jp/index.html を買う。

エルマガジン」「ミーツ リージョナル」「アルネ」といったところは仕方がないとしても、我が家のそばの大手書店は<往来堂書店>の5倍ぐらいの面積があっても『大山』も『短編』も置いてなかった。買いたい本があったためしがない。そんなに特殊な本ばかり求めているわけではないと思うけれど。

<古書 ほうろう>や<往来堂書店>があるこの辺りは、自分にとって魅力的だ。いっそ引っ越してしまおうか。飲み屋が全くわからないのが少し不安(?)。

代田橋 大勝軒>に寄り、わかめラーメンを食べる。ここは「東池袋系」とも「永福町系」とも関係ないが、魅力的。食べているときは、普通に美味しいぐらいの感想なのだが、一週間ぐらいすると、不思議と食べたくなる。『包丁人味平』のブラックカレーは、こんな感じの食べ物か。

帰宅して、CATVで、阪神−巨人戦を観戦。完敗。優勝は絶望的だろう。奇跡があるかと少し期待したのだが。

夜は地上波で、「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲」を見る。何回目かだが、やっぱり傑作だ。ラストに流れる拓郎の「今日からそして明日から」がいい。「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦」とどちらがよいかと聞かれると悩んでしまうが。監督の原恵一に実写の映画を撮らせようというアプローチは、きっといくつもあるのだろうなあ。

大沢在昌新宿鮫Ⅸ 狼花』(光文社)を読了。新宿鮫の物語を一度リセットした本作。これを読むと、今更ながら、この物語世界にとって晶の存在が邪魔だということがよくわかる。次作まで、また数年待つのだろうが、どんなリスタートになるか期待。過去2、3作に乗り切れなかった人も、これは大丈夫。大沢在昌ストーリーテラーぶりが満喫できる。ただし、1作目、『毒猿』、『無間人形』レベルまでは、期待し過ぎ。

狼花  新宿鮫IX (新宿鮫 (9))

狼花 新宿鮫IX (新宿鮫 (9))