喜多八師匠、聴きたかった

本日、柳家喜多八師匠の独演会に誘われていて、何とか行きたかったのだが、仕事との折り合いがつかず断念。10何年前に、志ん生のCDばかり聞いていた私に「息子のほうがすごいんだ」と志ん朝の面白さを教えてくれた後輩からの誘い。今、存命の落語家で誰がいいだろうという話をしていたときに、喜多八師匠を推薦してくれたのだ。

会場は日本橋の<お江戸日本橋亭http://www1.odn.ne.jp/~engeijou/index.html だったのだが、独演会の後に、神田で落ち合って何人かで飲む。<お江戸日本橋亭>は、寄席ではなく、いわゆるホール落語の会場だが、別の後輩が支配人のようなことをしているので何回か訪れている。その後輩も飲み会に駆けつける。

落語や本の話とともに、巷で話題の亀田の話も。独演会に誘ってくれた後輩はボクシングマニアでもあるので、「どう思う?」と水を向けると、「ヤンキーボクサーには全く興味がないんです」とのことで話は決着。

北尾トロ『危ないお仕事!』(新潮文庫)読了。同文庫の『怪しいお仕事!』の続編的内容。ただでさえ、自分の知らない仕事の話を読んだり聞いたりするのは面白いのに、それが「危ない」仕事となればなおさら。著者自ら新聞拡販団に潜入(?)したルポが特に興味深かった。

危ないお仕事! (新潮文庫)

危ないお仕事! (新潮文庫)