自分たちだって…

今日は朝霞市の野球のリーグ戦の第三戦。昨日、降っていた雨もやみ、これなら決行されるだろう。

朝霞市のグラウンドが改修中で使えないため、今日は秋ヶ瀬の河川敷のグラウンドが会場。実は3年ぐらい前に同じ会場に向かうのに河川敷で迷い(グラウンドが複数面あり、侵入路が複雑)、たどりつけなかったメンバーがいたので、早めに向かう。

今回も迷いながらも何とかたどりつく。しかし、試合が行われている様子がない。練習らしきことをしていたチームにメンバーの一人が尋ねると、中止とのことだった。やけに親しげにメンバーが話していたので、「知り合い?」と聞くと「親戚なんです」とのこと。

その親戚の人に「こういうグラウンドコンディションのあやしい日は、ちゃんと協会に電話して確認しなきゃ駄目じゃない」と注意を受けるが、自分たちも確認しないで来てしまったというから愉快な人だ。しつこいぐらい「ちゃんとしなよ」と注意を受ける。心の中では、もちろん「自分たちだって」と思っていた。

その場で解散して帰宅する。

高野秀行ミャンマーの柳生一族』(集英社文庫を読了。著者が早稲田探検部の先輩・船戸与一の取材旅行の案内役を務めたときのミャンマー珍道中記。ミャンマーの現体制を幕藩体制になぞらえて描いている。監視役が柳生一族というわけだ。冒頭からすごいことが書いてある。ミャンマーには二年に一回は行っているという著者だが、「最後に合法入国したのは一九九四年、それ以降はすべて非合法である」と。もちろん、犯罪をおかすためではなく、ミャンマーの反政府ゲリラの支配区を訪れるためには、非合法に入国せざるをないのだ。この珍道中から船戸与一がどんなハードな小説を生み出したのかも気になる<船戸与一『河畔に標なし』(集英社)>。

ミャンマーの柳生一族 (集英社文庫)

ミャンマーの柳生一族 (集英社文庫)