特撮ファン以外の人にはどうか

代田橋駅近くの歯医者で歯の治療。ここの歯医者は患者への説明が詳細で、治療も丁寧で素晴らしい。ただ、予約がとりにくく、土曜日は三週間以上前に申し込まないと無理。

駅前の<啓文堂書店>を覗く。ここは、最近、スキップフロアの中2階をなくしたため、2割ぐらい狭くなった。品揃えも悪くなったような気がする。欲しい新刊が何冊かあったのだが、全く置いてない。コミックの一色登希彦画『日本沈没 1巻』(ビッグコミック)を買う。

せっかく駅まで来たので、新宿に出る。電車で『日本沈没 1巻』を読み進める。原作小説を原案としたオリジナルストーリーだが、面白い。絵はあまり好みではないが、ストーリーは魅力的。今まで、どんな漫画を書いていた人なのだろう。

ルミネ・エスト(マイシティが生まれ変わった)の<有燐堂>(<山下書店>だったところか?)で、<啓文堂書店>でなかった、高野秀行『アジア新聞屋台村』(集英社)と『日本沈没 2巻』を買う。

新宿の街をぶらぶら歩く。「日本沈没」が今日から公開のようだ。上映時間を見ると、1時間半ほど待たなければならないが、ロビーで本でも読んでいよう。これぐらい前に劇場に入っておけば座れるだろう。東宝株主優待割引券を持っていたので800円也。

タイトルクレジットの富士山と新幹線、「この地方にまだ被害はない」のテロップ、新聞紙を使った地殻の説明等、前作へのオマージュもあるが、映画の雰囲気はまったく違う。主人公の恋愛をかなり強調した作り。現在の技術なら、もっと激しいススペクタクルシーンが描けるだろうが、わざと抑えている印象。また、意外なラストには賛否両論出るだろう。退屈しないで見れたが、日本特撮というだけで、2割増ぐらいになる自分なので、特撮ファン以外の人にはどうか。しかし、つくづく「平成ガメラ」は面白かったと思う(特に「レギオン襲来」)。

帰宅して、お盆の送り火。素焼きの盆の上でガラを燃やす。盆の横に置いた、ナスに割り箸をさした牛に燃え移りそうな火の勢い。焼きナスになってしまいそう。

佐倉統・古田ゆかり『おはようからおやすみまでの科学』(ちくまプリマー新書を読了。ヤングアダルト向けの新書とはいえ、読みごたえがない印象。寺田寅彦の随筆は読みたくなった。確かに、エネルギーの使い方はもう少し考えなきゃいけないだろう。電気も氷も使用しない冷蔵庫の仕組みに少しだけ感動。

おはようからおやすみまでの科学 (ちくまプリマー新書)

おはようからおやすみまでの科学 (ちくまプリマー新書)