芥川賞候補作を読み進む

本日は夏休み。7月から9月の間に夏休みをとれるのだが、8月、9月に残しておくと、仕事の状況によっては、結局、取得できなかったということになりかねないので、7月にもとっておく。

思い切り寝貯めをして、午後に動き出す。ベッドの中で、本谷有希子「生きてるだけで、愛」(「新潮」6月号)を読み進める。

鹿島田真希「ナンバーワン・コンストラクション」(「新潮」1月号)は、昨日、読了した。読み始めて、すぐに、物語に引き込まれ、「これは面白い!」と思った。しかし、物語のなかほどになると、ページをめくる手がにぶる。220枚という長さが適当かどうか。読み終わったとき、冗長だと感じてしまった。しかし、この時点では、「ナンバーワン・コンストラクション」>島本理生「大きな熊が来る前に、おやすみ。」。

ベッドの中で、「生きてるだけで、愛」を読み終わる。これは面白く、ラストまで一気読み。本谷有希子の他のものも読みたくなった。まだ候補作2作が未読だが、相対的評価ではなく、絶対的評価で、この作品は受賞してもおかしくないと思う。というわけで、「生きてるだけで、愛」>「ナンバーワン・コンストラクション」>島本理生「大きな熊が来る前に、おやすみ。」。

近所の笹塚図書館に、候補作の載っている「新潮2月号」「文学界6月号」を探しに行く。「新潮」は扱いなし、「文学界」は貸出中。渋谷区内の他の図書館の状況も検索してくれたが、「新潮」はいくつかの図書館にあったが、「文学界」は全て貸出中。意外な人気といったら失礼か。

他の図書館には寄らず、まっすぐ帰る。

生きてるだけで、愛

生きてるだけで、愛