モビルスーツって・・・

五所川原のホテルにて起床。

弘前に桜を見に行く前に、近くに<立佞武多(たちねぷた)の館> http://www.tachineputa.jp/ という観光施設があるので、行ってみる。

立佞武多」の偉容を見ることができたのは、8月4日から8日までの祭り期間中だけだったのだが、この施設ができたことによって、常時、見ることができるようになったという(もちろん、動いてはいないが)。

施設に入ると、エレベーターで4階まで上がる。そこが、「立佞武多」の頭部だ。こんなものが街中をねり歩くのかと、その大きさに驚く。4階からスロープで1階まで歩くことによって、「立佞武多」の頭から足までを見られるようになっている。「とりあえず、ホテルに近いから覗いてみようか」といった軽い気持だったのだが、見ごたえがあり、得した気分。

大きさは約18メートルだという。我々の世代は、18メートルというと、すぐ思い浮かんでしまうものがある。「モビルスーツって、こんなにも巨大なものだったんだ」。

在来線で弘前まで向かう。昨日、<南国食堂 Shan2 シャンシャン>http://blog.livedoor.jp/arcadiaoffice/archives/50594840.html?1145242417 で聞いたところによると、「さくら祭り」は一週間ぐらい前から始まっているのだが、今年は開花が遅く、一昨日の暖かさでやっと開花したとのことだった。

弘前からバスで<弘前城公園>まで向かう。確かに桜は満開とはいかなくて、七分咲きといったところか。ゆっくりと公園を散歩する。お城は思ったより小さく可愛いものだったが、公園はなかなかによい雰囲気で、こんな公園が近所にあったら、ぽかぽか陽気の日に、ベンチで読書なんかしたらいいだろうなあと思いながら歩く。

公園の周囲にも民家があるのだが、勝手口からそのまま公園に入れるようになっている家が多くうらやましかった。隣接する<市民会館>では、「前川國男建築展」 http://www.maekawa-assoc.co.jp/100th/index.html が開かれていた。覗いてみたかったが、新幹線の時間に間に合わないので、弘前駅へ向かう。

八戸駅で、海鮮主体の駅弁を7、8分の乗り換え時間にあせりながら買い、新幹線で東京へ。

青森へは飛行機で来るという方法もあるのだろうが、鉄道の旅の良さには代えられない。今回は時間がなかったので無理だったが、今度、来るときは「リゾートしらかみ」にも乗ってみたい。楽しい二日間の旅だった。

福井晴敏op.ローズダスト(上)』(文藝春秋を読了。冒頭から福井節炸裂である。やや冗長に思える部分もあるが、そここそ著者の書き込みたかったところなのだろう。帯の惹句には「もはや映画化不可能」とあるが、上巻に限っては、お金はかかるが映画化可能。後半でどうなるだろう。

Op.ローズダスト(上)

Op.ローズダスト(上)