トーク終了

南陀楼さん http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/ とのトーク「NEGIとアヤシゲの同世代漫談」何とか無事に(?)終了しました。30人近くの人に集まっていただきました。ありがとうございました。

仕事関係で人前で話すことも多いのだが、やはり、それとは勝手が違い、拙いトークになってしまった。話したいと思っていたのに話せなかったこと、話さなくていいのに話してしまったこと多数。

今回のテーマの「東京」に関連する本などを3つ持ってくることになっていた。私が持ってきたのは以下の3つ。

1.佐多稲子『私の東京地図』(講談社文芸文庫
戦争を挟み30年間、佐多稲子は東京の東から西へ細かくいろいろな町に移り住んでいる(東から西へ2周)。当時の東京の町の様子がわかる。いろいろな文学者との出会いも。

2.前川つかさ『大東京ビンボー生活マニュアル1〜5』(講談社モーニングコミックス)
この漫画で阿部昭川崎長太郎を知った。主人公・コースケの住む町は架空だが、コースケが出かける先は、あの時代に親しんだ場所ばかり。渋谷宇田川町の銭湯、新宿丸井テクノ館のビデオシアター、早稲田のACTミニシアターなど。自分の世代の文科系にはよく知られていた漫画だが、意外と知らない人が多かったようだ。しかし、何回読み返しても、コースケの彼女(ひろ子という=屋台のおばさんがそう呼びかける場面あり)は素晴らしい。エンターブレインから続編が出るという話あり。

大東京ビンボー生活マニュアル 上

大東京ビンボー生活マニュアル 上

3.須川栄三監督「野獣狩り」DVD(日本映画専門チャンネルで録画)昭和48年頃を舞台にした刑事もの(藤岡弘、伴淳三郎が親子刑事)。ほとんどがロケで、当時の銀座、有楽町、池袋、晴海等の風景が映し出される。多分、木村大作の初撮影監督作品(後年、撮影監督を務める「誘拐」と重なるシーンあり)。松山善三脚本なかなか細かい仕掛けがあり、テンポよく1時間20分飽きさせない。

次回(3か月後ぐらいでしょうか)のテーマは「食」ということになった。今回のテーマよりは話しやすい。

それにしても、南陀楼さんが中・高生の頃、定額小為替を送って買っていたいた雑誌のレベルの高いこと。自分は「ホットドックプレス」とかだった。「ホットドッグプレス」に載っていた永倉万治の『東京デート漂流』(講談社文庫)の話とかもすればよかったか。

トーク終了後は、20人以上がそのまま残り、飲み会。それぞれの「東京」話に華が咲いたと思う。初対面の方もいたので、南陀楼さんの提案で、「どちらの話が聞きたくて来たか」を教えてもらいがてら自己紹介してもらうことに。ほとんどの人が「アンチヘブリンガンの料理が食べたくて」と答えていた。大人だ。

何かトーク後の飲みも含めてイベントとしての一体感があったような気がする。邪道かもしれないが、そんなイベントでいいような気がする。そんなイベントに興味がありましたら、次回、是非、お出でください。

こんな機会を与えてくれた南陀楼さん、集まっていただいた方々、そして、会場、美味しいお酒と料理を提供していただいた<食堂アンチヘブリンガン>に感謝!

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第24回 古書往来座 外市 〜軒下の古本縁日〜

◎1月22日(土)〜23日(日) 雨天決行


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一般参加型の古本フリマ。商店街が、一日だけの古本街!

◎3月中旬予定
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◎3月26日(土)11:00〜18:00/27日(日)11:00〜17:00
■会場 相生の里(中央区佃)http://www.aioinosato.jp/ 東京メトロ有楽町線都営大江戸線 月島駅2番出口から徒歩4分