<追分コロニー>に行きたいっ!!

foxsya2006-08-29

仕事が休みを取れたので<ハートランドhttp://www.heartland-books.com/ へ行き、一昨日、完全にできなかった<ランブリングブックス>の食器等の片付け。

4月の「一箱古本市http://sbs.yanesen.org/ で一緒だった<追分コロニー>さんhttp://d.hatena.ne.jp/otobokecat/(以下、追分さん)と待ち合わせ。追分さんは軽井沢近くの信濃追分古書店を先ごろ開業した。10月から開店の予定だったが、旦那さんのお仕事の都合で正式開店は来春になるそうだ。現在は土・日だけ先行して開店している。

追分さんは、西荻在住なのだが、土・日には信濃追分にいるため、<ランブリンブックス>に来れず、「<羊肉のキーマカレー>が味わえない」とのことだった。「冷凍したカレーをおすそわけします」と伝えると、「是非に」と言っていただいたので、<ハートランド>で待ち合わせたのだ。

お店の写真を見せてもらいながら、いろいろお話を伺う。建物としてのお店の造りも、自然や信濃を中心とした品揃えも素晴らしい。堀辰雄記念館の正面ということで、堀辰雄関連のものを探しに来るお客様も多いとか。

品揃えは「まだまだこれから」と謙遜されるが、正式開店の来春にはどれだけ充実することか。「売りたくない本もいっぱいあるから、2階を会員制の図書館にしようと思ってるの」とのこと。本好きにとっては、軽井沢に行きたくなる新名所の誕生だ。

1階にカフェも併設するそうだが、場所柄、本好きでない人がお茶だけ飲みに来ることが多いのではなど、悩んでいることも多いそうで、その他にも我々にはわからない苦労もたくさんあることだろう。けれども、お店のことを語る追分さんは、キラキラと輝いていた。今日は旦那さんに会うことはできなかったが、旦那さんも輝いていることだろう(「一箱古本市」で、<豆腐Room Dy’s >http://www.monkudo.net/dys/index.html 前でお昼過ぎまで、スタンプを押されていた優しそうな笑顔の方です)。

一箱古本市」で受賞した「岡崎武志賞」の副賞のサインをお店に飾っているとのこと。これだけ素晴らしいお店なのだ。正式開店したら、岡崎さんhttp://d.hatena.ne.jp/okatake/ が立ち寄って「彷書月刊http://www3.tky.3web.ne.jp/~honnoumi/ の連載に登場ということになるのではないか(勝手に決めつけてすみません)。

9月・10月と土・日に予定が入っている日が多いが、近いうちに、必ず信濃追分に行きたい。

追分さんには、カレーを渡したのだが、信濃追分名産のふき味噌の瓶詰めをいただき、かえって申し訳なかった。

この日は西荻の<夢空間 がざびぃ> http://homepage3.nifty.com/gazavie/ で三遊亭遊喜 http://www.h2.dion.ne.jp/~s-yuuki/pc.html の落語を聞いて帰るつもりだったが、追分さんとの楽しい話のせいか、そんな予定を全く忘れて帰宅してしまった。

帰宅後、追分さんからカレーの感想をいただく。「美味しかったけれど、かわったカレーですね」とのこと。(そんなにかわってるかな)と思いながら、確認すると、追分さんに渡していたのは<羊肉のキーマカレー>ではなく、<冷やし坦々うどん>の坦々肉味噌だった。ご飯にかけても美味しいものだとは思うが、カレーとして食べたら、確かにかわっていると思うだろう。失敗…

<追分コロニー>のお店のホームページは http://www11.plala.or.jp/colony/index.html です。

大友浩『花は志ん朝』(河出文庫)を読了。志ん朝という落語家を意識しだした頃、師匠はまだ生きていた。もちろん、チケットは取りにくかったが、今になれば、なぜ、どんな努力してでも生の高座を見なかったのかと悔いる。文庫版には、志ん朝師匠についての桂小金治師匠のインタビューが収録されていてお得。

花は志ん朝 (河出文庫)

花は志ん朝 (河出文庫)