本職と料理研究家の方にびびりつつ、30食完売!!

foxsya2006-08-27

<ランブリンカフェ>の2日目。カレーが足りなくなりそうなので、朝5時半に起きて仕込みをする。

9時半に家を出て、吉祥寺の<カルディコーヒーファームhttp://www.kaldi.co.jp/ で、生パスタを買おうとすると、売り切れ。焦りながらも、荻窪店に問い合わせてもらうと、在庫ありとのことで荻窪に向かう。

荻窪で買出しを済ませ、西荻へ。開店の準備をし、正午に開店。昨日もそうなのだが、午後1時まではお客さんが全く来ず、1時過ぎに一気に来る。そんな話を北尾さんhttp://www.vinet.or.jp/~toro/ としていると、1時を過ぎ、一気にお客さんがなだれこんで(?)来て、テーブルは満席になる。

プロではないので、一気にさばくことはできない。順番に待ってもらい、確実に料理を出していく。食べ終わったお客様から「すごく美味しかったです。普段はどちらのお店で料理なさってるんですか」と嬉しい言葉をいただく。

水道橋の食堂<アンチヘブリンガン>http://plaza.rakuten.co.jp/okkobouya/diary/200606080000/ のご夫婦も来てくれた。本職の方に料理を食べてもらうのは緊張する。感想は「へ〜、想像よりすごい美味しいよ。吃驚した」とのこと。胸をなでおろす。<アンチヘブリンガン>のご主人は、久保田二郎の本をお買い上げ、北尾さんと久保田二郎話題で盛り上がっている。この本もお店に置かれるだろう。読書好きの方は、神保町に行った際には、<アンチヘブリンガン>にどうぞ。<日大経済学部>先の<旭屋書店>裏、<中央書院>前の2階です。

そして、この日は、もう一人、「急造料理人」を緊張させるお客さんが来た。友人のライターの片野ゆかhttp://www.marugoto-world.com/yuka/ (「小学館ノンフィクション大賞」受賞 『愛犬王 平岩米吉伝』<小学館>発売中)に、今回のイベントのことを連絡したところ、「ただ行くんじゃ面白くない。びびらせるために料理研究家の友達を連れて行くよ」と予言されていたのだ。

片野と料理研究家の栗山真由美さんhttp://style.beauty.yahoo.co.jp/gourmet/column/slowlife/011/profile.html が来て、カレーとパスタを注文。栗山さんは、テレビの「はなまるマーケット」や、雑誌の「オレンジページ」「天然生活」「エッセ」等で活躍して、料理本の著書も多数ある方。

そんな方に「カレー美味しいですよ」と言ってもらうが、これはお世辞も入っているかも。北尾さんとともに、片野の執筆中の本の話、栗山さんが手がけているポルトガルの旅とポルトガル料理の本の話で盛りあがる。

<ランブリンブックス>最後の日曜とあってか、お客さんが次々訪れ、料理を作っているか、洗いものをしているかで、休む時間は全くない。夕方ぐらいで、昨日の15食はあっさりクリア。

カウンターの美女軍団から、「ワインどうですか」と勧められ、「まだ、仕事中ですから」などと答え、「そういわずに1杯だけ」「では、お言葉に甘えて」なんていう、あこがれていたシチュエーションもあり、1杯だけのはずが、白赤合わせて3杯いただいた。

テーブルでカレーを食べているお客さんに見覚えが…と思い、ずーっと見ていると、南陀楼さんhttp://d.hatena.ne.jp/kawasusu/ の「一部屋古本市」で一緒だったとりさんhttp://d.hatena.ne.jp/tori810/ だった。

閉店の午後10時まであっという間。本日は30食を売り上げ、へとへと。一番人気は<羊肉のキーマカレー>だった。北尾さん曰く「なんか古本とカレーって合うんだよね」。同感。

11時半過ぎまで片付けをして帰宅。北尾さんや<オカマルト>の小倉さん、その他の方々の協力もあって、<ランブリングブックス>の飲食部門も無事終了した。明日は仕事だ。早く寝よう。

2日間、本当に楽しんで料理することができた。また、何か機会があればカレーを作ってみたい。そんな古本イベント(?)でもあれば、喜んで駆けつけます。

家に帰ってネットで調べると、栗山さんには『カレーをつくろう!―本格カレーとカレー味のレシピ』(池田書店という著書もあった。そんな人に調子に乗って、カレーを食べさせてしまった…。

カレーをつくろう!―本格カレーとカレー味のレシピ

カレーをつくろう!―本格カレーとカレー味のレシピ

森まゆみ『明治東京畸人伝』(新潮文庫を読了。明治に生きたユニークで魅力的な人々とそのエピソードが紹介されている。これらの人々が皆、谷根千地域にゆかりのあるというのもすごいことだ。これらの人々やエピソードを知って、あの辺りを歩くと、同じ景色も少し違って見えてくるに違いない(少し紋切り型の表現すぎるか)。

明治東京畸人傳(新潮文庫)

明治東京畸人傳(新潮文庫)