イタい話

病院の待合室でネットブックで書いている。

外市」、<コクテイルhttp://koenji-cocktail.com/ での石田千さんと魚雷さんhttp://gyorai.blogspot.com/トーク、仙台から<火星の庭http://www.kaseinoniwa.com/ の前野さんと<ジュンク堂>の純子ちゃんhttp://flat.kahoku.co.jp/u/junko// がやってきた「シークレット・ワメトークhttp://d.hatena.ne.jp/beniya/20090607 、大充実だった「小三次一門会」などなど・・・ブログに書こうと思っていたことは山ほどあったのだが、本業の忙しさのなかに埋もれていった。

あらゆる方面からいろいろな仕事が自分に十字砲火のようにあびせられ、ことごとく、それが6月下旬開催だったり、締め切りだったり、出張と重なったりという有様。その出張も「わめぞ」http://d.hatena.ne.jp/wamezo/ の仙台遠征と重なった。とほほ…。その京都出張も、こちらで会議2つを終わらせて、夕方、京都へ行き、翌日、すぐ帰ってくる。古本屋に寄れるかどうか(仕事だから寄れなくて当たり前だが、それでも勿体ないとは思う)。

そんな気忙しい一昨日の朝のことだった。この先、とりみきが「平凡パンチ」で連載していた「愛のさかあがり」の名物コーナー「イタい話」のような展開になるので、その手の話が苦手な方は、鳥肌がたつこと請け合いなので、読むのを控えたほうがいいと思う。

出勤前にばたばたしながらも、ガラス容器2つに自家製梅酒を詰めたりしていた。これは、職場の派遣社員の2人が、梅酒が好きだというので、「手作りの一年ものでよければ分けてあげる」となったもの。続いて、かぼちゃの煮物作り。これも6月1日付けで異動してきた部下が、毎朝・夕、必ず食べるほどかぼちゃ好きだと聞き、「だったら美味しい煮物を作ってきてあげる」ということで。このあたり、私という人間を知る者は「らしいなあ」と思うだろうマメさである(自覚あり)。

しかし、出勤前ということで、相当、あせっていたのであろう。かぼちゃの皮を縞目に剥こうとピーラーを使っていたのだが… 何となく、話の方向性が見えてきたことと思う。怪我とか血の話題に弱い方はここまでで。

何筋目かを剥いているときに、ピーラーが皮に引っかかってしまい、少し力を入れて引くと、ピーラーはかぼちゃを支えていた左手の小指先目がけて一直線! 気づいたときには左手小指先の肉まで削ってしまっていた。線で切るというより、面で削るという感じだったので、見る見る間に指先からあふれる血。血は苦手なのに、なぜだか、このときは冷静に「随分血が出るなあ」なんて思っていた(書いている今のほうが背中をぞぞぞとしたものが走っている)。

気持悪いので端折るが、バンドエイドやら、ガーゼやら、蝋紙やら、包帯やらできつくぐるぐる巻きにして何とか血が見えないようにする(出血が止まったかはわからないが)。とりあえず病院に行かないで済む怪我ではないという判断はあったので、家の近くの病院に行こうかと考える。内科が専門だが、防衛医大出身で、第一次PKO東チモールに赴任していた先生だがら、怪我の治療ができないということはないと考えた(もちろん外科専門医も赴任していたのだろうが)。

診察開始の8時半に行くと、先生が一番に診てくれる。ぐるぐる巻きにしたものを取ると、やはり出血は止まっていないよう。看護婦さんと2人がかりで何とか出血を止めようとしてくれるが、無理そうだ。「この傷じゃ縫いようもないし・・・」とのこと。先生が「××病院わかりますか?」と、タクシーで1,000円ぐらいで行ける大きな救急病院の名をあげる。母が入院していた病院なので、よく知っていた。「そこの形成外科に紹介状書きますから、すぐ、そちらに行って治療してもらってください」と、先生が言う間も、ぼーっと病室の「スポーツ認定医」の資格状を眺めていた。「今度、走った後の踵の痛みについて相談に来ようか」と。

大病院に行って、紹介状を預け、出血が止まらない旨を訴えても、まるっきりほったらかしで治療してくれたのは1時間後ぐらいだろうか。だが、待合室の私の隣ではバイク事故によって運ばれた女性と救急隊員もほったらかされているので文句も言えない。もちろん、私も彼女も、それほど緊急性がないという判断ゆえだろう。

内科の先生と違い、形成外科の先生はもっと悲惨な怪我を日常茶飯事で見ているだろうから、私の怪我なぞであわてるようなことはない。「指の先っぽ、どうしました?」なんて聞いてくる。「ちょぴっとだったので、そのまま置いてきちゃいました」なんて、よく考えると怖いことを答えている自分。「そう。まあ、これぐらいなら、肉が盛り上がってきて、元通り戻るから大丈夫」などと先生が言っている間に治療終了。ここでは、横になっての治療なので患部は見えず、どんな治療をしたかはわからず。きっと、何かハイテクな素材のものを患部にぺたっと貼ったのでしょう。もちろん、その上に重ねて貼られたガーゼや絆創膏で見えず。

破傷風の注射を打つというので、注射嫌いとしてはびびっていると、手のずきずきした痛みにまぎれて注射はまったく痛まず。今日は、安静にということだったので、仕事を休んで、抗生物質と鎮痛剤をもらって帰宅(あ、病院の近くの<ブックオフ>に寄った)。

2日後に経過を見せに来るように言われたので、8時の病院の開門前に到着、行列に並び、8時と同時に受付を済ませ、9時の診察を待つ今だった。大病院の待ち時間の長さは、それほどいらつかない。読書時間が長くなるから。

あっ! そういえば、7月の「みちくさ市」の日も、金沢に出張になってしまった!(もちろん自由時間なし、1泊とんぼ帰り)

▼わめぞイベント

◎2009年6月20日(土)〜21日(日) BOOK! BOOK! Sendai × わめぞ from 東京 コラボイベント
古本縁日 in 仙台 〜「わめぞ」の古本・雑貨市〜
■会場 book cafe 火星の庭/書本&cafe magellan(マゼラン) http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20090413

▼その他のイベント

◎2009年6月29日(月) 『私は猫ストーカー』特別上映会 不忍ブックストリート+スローラーナー Presents 
イラストレータ浅生ハルミンのエッセイを原作に、主人公ハルと、それをとりまく人々、そして、すれちがう猫の姿を描いたユーモラスで、ちょっぴり切ない傑作。谷中・根津・千駄木のあちこちでロケし、地元の猫がたくさん出演する『私は猫ストーカー』(7/4よりシネマート新宿にてロードショー/配給:スローラーナー)を、公開前に地元の皆様にお目にかけます。
開場18:00 開映18:30 会場 不忍通りふれあい館 地下1階ホール 文京区根津2-20-7 参加費 500円(カンパ) 予約優先
※全席自由。DVDによる上映です 上映後、鈴木卓爾さん(監督)、浅生ハルミンさん(原作)、南陀楼綾繁さん(不忍ブックストリート)によるトークがあります
主催 不忍ブックストリート http://sbs.yanesen.org/ スローラーナー http://d.hatena.ne.jp/slowlearner_m/ 公式HP◎ http://nekostalker.jp/
予約・問合せ先 電話 03-3770-3717(スローラーナー)土、日、祝日休  shinobazu@yanesen.org(不忍ブックストリート

◎2009年7月4日(土) 嵐山光三郎先生「旅するノラ猫」(筑摩書房石田千先生「きんぴら ふねふね」(平凡社)出版記念 「師弟対談クワトロ」開場14:45 開演15:00 会場 東京堂書店 神田本店6階 参加費500円
要予約。参加費500円 電話または、メール(tokyodosyoten@nifty.com)にて、件名「嵐山先生石田先生イベント希望」・お名前・お電話番号・参加人数、をお知らせ下さい。7月3日以降は、お電話にてお問合せください。 電話 03−3291−5181