わめふりと手ぬぐい

ばたばたと仕事しているうちに一週間があっという間に過ぎる。

先週の土曜は、会議を終えてから、早稲田へ。<立石書店>を覗いてから、「青空古本市」へ。大熊講堂前では、恒例の体育会新入部員の歓迎行事。

一回りするも珍しく何も買えなかった。2冊ほど買おうとしたものがあったのだが、少し悩んで棚に戻してしまう。早く終わると思った会議が、だらだらと長くなって、精力が吸い取られてしまった。何か古本を買うのにも元気が必要だと実感する。

都電に乗って、雑司ヶ谷まで。<キアズマ珈琲>で、読書。北村薫宮部みゆきが編んだ「半七捕物帳」のアンソロジーを読み進める。雑司ヶ谷を舞台にした話あり。江戸時代の雑司ヶ谷の話を、現代の雑司ヶ谷で読む。なんかいい感じだ。鬼子母神参拝が、江戸の人々にとってのポピュラーなことだとわかる話。

<古書 往来座http://ouraiza.exblog.jp/ に顔を出してから、目白は上がり屋敷の<ポポタム>http://popotame.m78.com/ まで。寒空はだかさんhttp://www.geocities.jp/hadasamu/トークライブ。はだかさんのライブは2度目。

武藤さんhttp://d.hatena.ne.jp/mr1016/ が受付のバイトをしていたので、少しびっくりしたが、「こっちもリストに名前があったからびっくりしたよ」とのこと。

<ポポタム>では、はだかさんのライブ案内告知DMはがき(約17年分)の展示をやっていて、その一環のイベント。プロジェクターでDMを映しながら、はだかさんがそのDMについて語り、唄うスタイル。

ギャグが散りばめられたDMのセンスの良さに驚くとともに、その内容に関係のある切手を貼り、関係のある場所まで行き、風景印(消印)で発送する凝り性ぶりに感心する。11年11月11日なんて消印が押される日には必ずDMを発送している。

当然DMに関係する絵柄の切手は、都合良く50円のものではないので、62円だったり80円だったり必要以上の額だったりするのだ。しかも記念切手の場合はスタンプ店で額面以上の額で買っている。

これらのDMの楽しさは実際に見てもらわないとわからない。展示はまだ続くし(31日まで)、ライブの追加公演(30日)もあるみたいなので、興味のある人は、是非<ポポタム>まで。

2時間ほどでライブは終了。楽しかったが、立ち見だったので、少しつらかった。こういうところで加齢を実感する。

さて、「外市」が目前に迫っている。土曜日に休みが取れたので、今回は久しぶりにフル参加できる。しかし、まだ値付け等の準備が全くできていない。金曜日の夜中にしっかりやって、土曜日の朝に直接持っていかざるを得ないだろう。天気はどうだろうか。

晴れてくれて、多くの人が来てくれるといいが、個人的にも「わめそフリーペーパー」と<豆惚舎http://zuborasha.blog.shinobi.jp/ 製の雑司ヶ谷手ぬぐいが楽しみだ。

手ぬぐいといえば、か猫さんhttp://tabineko.seesaa.net/ が紹介している<月の湯>手ぬぐいと文京区銭湯手ぬぐいも手に入れたい。文京区浴場組合加盟銭湯全てということは、わが職場のそばの、あのやる気のない銭湯のもあるということか。また、仕事帰りにでも寄ってみよう。

岡本綺堂/著 北村薫宮部みゆき/編]『読んで、「半七」! 』を読了。光文社時代文庫版を持ってはいるのだが未読だった。こんなにも面白かったのか。特に語り口が素晴らしい。志ん朝が朗読している「鬼平」のCDを持っているが、江戸ことばの上手い人の「半七」の朗読を聞いてみたい。北村薫らしい各アンソロジーに採られた「半七」作品一覧もお得。第1話「お文の魂」のラスト、2話目以降へのつなげ方が名人芸。巻末の選者2人の対談もあるので、光文社文庫版を持っていても、来月出る『もっと、『半七』!」も買いだ。

▼わめぞイベント

◎2009年5月30日(土)〜31日(日) 第14回 古書往来座外市〜街かどの古本雑貨縁日〜

ゲスト Book ! Book ! Sendai http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20090427


◎2009年6月20日(土)〜21日(日) BOOK! BOOK! Sendai × わめぞ from 東京 コラボイベント

古本縁日 in 仙台 〜「わめぞ」の古本・雑貨市〜

■会場 book cafe 火星の庭/書本&cafe magellan(マゼラン) http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20090413


▼その他のイベント

◎『私は猫ストーカー』特別上映会 不忍ブックストリート+スローラーナー Presents 

イラストレータ浅生ハルミンのエッセイを原作に、主人公ハルと、それをとりまく人々、そして、すれちがう猫の姿を描いたユーモラスで、ちょっぴり切ない傑作。谷中・根津・千駄木のあちこちでロケし、地元の猫がたくさん出演する『私は猫ストーカー』(7/4よりシネマート新宿にてロードショー/配給:スローラーナー)を、公開前に地元の皆様にお目にかけます。

日時 2009年6月29日(月) 開場18:00 開映18:30 会場 不忍通りふれあい館 地下1階ホール 文京区根津2-20-7 参加費 500円(カンパ) 予約優先

※全席自由。DVDによる上映です 上映後、鈴木卓爾さん(監督)、浅生ハルミンさん(原作)、南陀楼綾繁さん(不忍ブックストリート)によるトークがあります

主催 不忍ブックストリート http://sbs.yanesen.org/ スローラーナー http://d.hatena.ne.jp/slowlearner_m/ 公式HP◎ http://nekostalker.jp/

予約・問合せ先 電話 03-3770-3717(スローラーナー)土、日、祝日休  shinobazu@yanesen.org(不忍ブックストリート