真赤だな

昨日は、夕方からの仕事。車で移動しないと行きにくい古本屋が多いようだ。調べると、在来線の郡山の両隣の駅に<ブックオフ>がある。郡山の駅に行き、最初に来る電車の方向の<ブックオフ>に行こうと思うものの、駅に着いて、表示を見ると、どちら方向に行く電車も行ってしまったばかりのようで、50分以上も待つ。東京の感覚のままだった自分に反省。

郡山から線路沿いに20分ぐらいのところにも<ブックオフ>がある。最後にそこに寄ってホテルまで帰ろうかと思っていたが、方針転換。最初に寄ることにする。10分ぐらい歩くと、<イオンタウン>がある。最近は、どこの地方都市もそうだが、主要駅の周囲は閑散としているのに、巨大ショッピングセンターは賑わっている。ここも、巨大な駐車場がほぼ満杯になっている。

ここの<ブックオフ>を手はじめに、。時刻表のチェックを怠りなく、全部で3軒廻った。購入した本は「外市」用の本と以下の通り。

アーウィン・ショー『小さな土曜日』(ハヤカワ文庫NV)
『新宇宙塵傑作選2 無限のささやき』(河出文庫
大岡昇平『俘虜記」』(新潮文庫
桂米朝『落語と私』(文春文庫)
現代日本の文学44 小島信夫庄野潤三集』(学習研究社
マーク・オブマシック『ザ・ビッグイヤー 世界最大のバードウォッチング競技会に挑む男と鳥の狂詩曲ビッグイヤー』(アスペクト
金井美恵子『道化師の恋』(中央公論社

一度、ホテルに戻ってから仕事先に行く。仕事後はホテルに戻って、ひたすら原稿書き。「書評のメルマが」の締め切り当日なのだ。最初は、自分でも納得しない表現などがあっても、そこで思い悩まないで一気に最後まで書く。それをプリントアウトして、文章の刈り込みや表現を赤字で修正していく。だから、最初にプリントアウトしたものは真っ赤。それを元にパソコンでテキストを修正する。それをプリントアウトして、また見直す。それを繰り返して、完成原稿になる。そんな書き方をしているが、今回はノートパソコンとネットブックを持参したものの、プリンターはない。いきなり、パソコンでテキストを修正するもどうも調子が出ない。とりあえず形になったが、やはりプリントアウトしたものを見てみたい。そうすると、東京に帰ってからになる。編集の南陀楼さんに原稿遅れのお詫びのメールを打って、遅れの許しを請う。

今日は仕事を終え、夕方の新幹線で帰京。郡山では、駅の近くの古本屋しか廻れなかったが、古本屋目当てで郡山に来ると少し寂しいか。今回の仕事は全国で同時に行われているイベント。仙台辺りに行きたかったが、場所を指定できるわけでもない。あくまでもメインは仕事なのだから仕方がない。去年、京都に行ったときには、1軒も古本屋に行けなかったのだから、今回の出張は贅沢だったと言うべきか。明日は東京で仕事をして、また明後日、郡山に来るのだが。

八重洲地下街に寄り」、<R.S.BOOKS>と<八重洲古書館>に寄る。ここでは、以下を購入。

各務三郎『わたしのミステリー・ノート』(読売新聞社
川村湊・松山厳『ミステリー・ランドの人々』(作品社)

<R.S.BOOKS>では、ある人から「どこかで見かけたら」と頼まれていた探求書を発見。2,000円也。明日、会う予定があるので、この値段で買うかどうか聞いてみよう。決して高くはないと思うが。

帰宅して、早速、「書評のメルマガ」の原稿をプリントアウトして見直す。やはり、真っ赤になる。ある程度、直したところで寝る。郡山から東京までは、たった一時間半しかかからないが、やはり長い距離を移動すると疲れる。在来線を使った埼玉までの出張と同じ時間かかっても疲れが違うのはなぜだろう。

山田太一早春スケッチブック』(大和書房)を読了。4話まで見て、映像とシナリオを比較しようと読み始めた。山崎努鶴見辰吾の前で鼻水ぐちゃぐちゃになりながら涙を見せるシーンがあるのだが、シナリオでは涙を流す描写はなかった。場面を思い返すと、演出というよりも、自然な流れで、山崎努が演じている役と同調して泣いてしまったというように見える。5話以降は読まないつもりだったが、展開が気になり、我慢できず列車の中で最後まで読んでしまった。既に見ている人には今さらだが、山田太一作品の中でもかなり上位に位置する名作だろう。今のところ、役者も皆、素晴らしい。1話で兄妹に絡む不良たちの中に、中学のときに、地元図書館で一緒に勉強してた子を発見。

◎第13回 古書往来座外市 〜街かどの古本縁日〜 

3月7日(土)〜8日(日)

http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20101230

◎第3回 月の湯古本まつり  4月4日(土)

銭湯で古本浴! 定休日の銭湯にてズラリ4000冊を販売!

会場 月の湯(文京区目白台)http://tsukinoyu.seesaa.net/category/5336436-1.html

http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20090114

◎ワメトーク vol.4 「エロ漫画の黄金時代(仮)」刊行記念」トークショー

嫌われ者の記場外乱闘篇〜本当は愛されて死にたい奴らの90分1本勝負〜+Pippo の‘古本J君とゆこう Spring Tour 2009 ミニライブ付き

4月12日(日)/16時〜18時(開場15時30分)

会場 上り屋敷会館 2階座敷 東京都豊島区西池袋2-2-15 ※JR目白駅池袋駅西口より徒歩10分

http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20090210

参加料 1000円 定員40人

※3月中旬から受け付け開始いたします。今しばらくお待ちください。

◎第1回 鬼子母神通り みちくさ市
”商店街が、一日だけの古本街!”

4月25日(土) 雨天順延26日(日)この日が雨の場合は中止

http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20090114