あとJAPAN!!

foxsya2008-11-01

今日から「外市」だが、仕事関係で哲学堂公園まで。仕事の一環で野球の試合。一週間後に駅伝を走るので、少しは走っておかないとと、グラウンドの周囲を1.2キロほど走る。楽に走れたつもりだったが、直後に足にきていたことが判明。ノックを受けたのだが、足ががくがくして腰高になり、ゴロがスーッと後ろに抜けていく。果たして試合で大丈夫だろうか?

と思ったが、少し休憩したのがよかったのたか、ショートに飛んできた球は無難に処理でき、試合も何とか勝利。

何人かの後輩とバスで池袋まで。西口の<ふくろ>で彼らと食事をしてから<古書 往来座http://ouraiza.exblog.jp/ に向かう。

帳場に入ると、発売間近のハルミンさんと近代ナリコさんの単行本が仲良く並んでいる。2冊のくるみ函入りが残り2セットだったので、あわてて取り置く。帳場に入ったり出たりしていると、あっという間に閉店時間。初日の片付けは、お店復元の必要はないので、さくさくと進む。

有志でどこかで食事でもと思い、店を決めないまま池袋方面にぶらぶらと歩く。

今、東京で増殖中の大阪風の串焼き居酒屋に入る。店員でかなりお歳を召したおじさんがいたのだが、この人がフルパワー全開といった感じで、その発言に笑いつつも疲労がたまっていく。「ビールをあとJAPAN!!」などと叫んでいるのだが、JAPANというのは、2本ということらしい。脱力… 串焼きや料理はなかなか美味しく、<新文芸座>の川島雄三特集の話などしながら飲む。

帰りの電車で、「外市」で買った本をパラパラと眺める。閉店間際に棚を一周して買わせてもらった本は、『ハルミンの読書クラブ』『ナリコの読書クラブ』(彷徨社)以外は以下の通り。

「ジャズ批評87 リー・モーガン」(ジャズ批評社
寺島珠雄南天堂―松岡虎王麿の大正・昭和』(皓星社
金井美恵子『愛の生活/森のメリュジーヌ』(講談社文芸文庫
片岡義男ナポリへの道』(東京書籍)
ロジャー・エンジェル『シーズン・チケット アメリカン・コラムニスト全集』(東京書籍)
coyote No.11 特集・書籍商・松浦弥太郎、ロサンゼルスに立つ」(スイッチ・パブリッシング
光文社文庫編『私だけが知っている 第二集』(光文社文庫
外村繁『澪標 落日の光景』(講談社文芸文庫
彷書月刊 2001年4月号 SFの逆襲」
彷書月刊 2001年11月号 第一回 古本小説大賞発表」

R・D・ウィングフィールド『フロスト日和』(創元推理文庫を読了。新刊の『フロスト気質』を読もうとして、一体、自分は何冊目まで読んでいただろうかと確認したら、第1作を読んだだけだった。モジュラー形式のお手本のような傑作。テレビドラマ化されているが、もしかしたら一つ一つの事件を分割してドラマにしているのだろうか(それだと魅力半減)。著者が亡くなり、残された作品は少ない。急がずに3作目、4作目と読んでいこうか。モジュラー形式というと、リューインの『刑事の誇り』などのパウダー警部もの(こちらも警部)を思い出す。そういえば、リューインも随分前から読んでいない。

フロスト日和 (創元推理文庫)

フロスト日和 (創元推理文庫)