あ〜あ、また今年もか…

foxsya2008-10-20

昨日は、駅3つぐらい先の<ブックオフ>の半額セール、<古書会館>の「新宿展」に行こうかと思ってたものの、体が動かない。やっぱり日曜日だけ仕事が休みというと、どうしても体が休みたがる。録画しておいた「NUMB3RS」を何話か見てから、台所を片付けながらクライマックスシリーズ阪神対中日を家のプロジェクターで大画面観戦。

鳥谷(写真)の2本のホームランもあり勝利。1勝1敗。明日の勝者がセカンドステージ進出だ。既に東京ドームでの巨人戦のチケットは4枚×2試合を購入済み。セカンドステージ進出チーム決定前に売り切れるので、阪神進出を信じて買うしかないのだ。ちなみに昨年は、ご存知の通り、中日に負けてしまったので、無駄になったチケットの引き取り手を求めて、職場で中日ファンを探すのに苦労した。

「明日は仕事か…」と思うと気分は憂鬱。こういうの「サザエさん症候群」とかいうのだったか。

今日は仕事を6時に切り上げて、某飲み屋へ。店主はサッカーファンで、日本代表の試合をプロジェクターで流しているときもあるので、駄目もとで頼んでみると、クライマックスシリーズを流してくれた(わがままで申し訳ない。感謝)。

元書店員のZさんがいて、この後、S文社のTさんも来るという。私同様の虎ファン。勝利を一緒に味わえればいいのだが。試合が長引くようだったら、Hさんも呼ぼうかなどと考えながらも、ファン心理で「昨日、勝ってしまったから、今日は難しいんじゃないか」と悲観的に考えてしまう。試合は投手戦で0対0のまま終盤へ。8回の攻撃で岡田監督は好投の岩田に代打を出す。「こういうふうに岡田が動いたときは、絶対に裏目に出る…」と、相変わらず悲観的に。

最終回の投手は守護神・藤川。いつもは全く打たれそうに見えないのだが、「きっと打たれてしまうはず」と思うのは、打たれた時に心に緩衝が働くようにするためなのだろうか。そんな予感が当たったのか、ウッズの打球はレフトスタンドへ。「は〜」声にならない声が出た。その瞬間、Tさんがお店のドアを開ける。「今、藤川が…藤川が打たれちゃいました」と伝えると、「ひえ〜」という摩訶不思議な声。

へなへなと体中から力が抜けていく感覚。家に帰るのも億劫になっていたが、閉店間際の店主のギターと、ある人のピアニカの合奏で少し元気づけられ、帰途につく。

それにしても、また、チケットの引き取り手を探さねばならない。まずは、木曜日のチケット。日がないので見つけるのが無理そうだなあ。あ〜あ。

ホイットリー・ストリーバー『ウルフェン』(ハヤカワ文庫モダンホラーセレクション)を読了。<古書 往来座http://ouraiza.exblog.jp/ ののむみちさんに、エンターテインメントのお薦め作品を訊かれ、ホーガンの『星を継ぐもの』を貸した。そのとき、「え〜SF?!」とかなりな拒否反応だった。その拒否反応を少しでも和らげるために、何かいいものないかと探したところ、佐藤圭『100冊の徹夜本』(カタログハウス)の『星を継ぐもの』の紹介文がSF未読者にはいいのではないかと思い、そのページをコピーして渡した(こういうところマメ)。そのときに『100冊の徹夜本』をパラパラと読んだのだが、未読の面白そうな本が何冊かあった。その中の一冊『ウルフェン』が<往来座>の棚にあったのだ。この作品を原作にした映画が20年以上前にあり、漠然と「狼男」ものという認識だったが、読んでみると、「狼男」というよりは、知性と感情を持った進化した狼と男女の刑事コンビの戦いだった。なかなか面白い。忠実な映画化だったとしたら、映画も見てみたい。