「一箱古本市」で助っ人

foxsya2008-04-27

9時過ぎに家を出て、西日暮里まで。「一箱古本市http://sbs.yanesen.org/hako1/ の一日目。来週の二日目は「外市http://d.hatena.ne.jp/wamezo/ と重なっているため、手伝えないが、今日は<貸しはらっぱ音地>で、専従助っ人。午後担当なので、本来は午後1時過ぎに来ればいいのだが、様子を見ておきたいので集合時間に来る。

既に午前の専従助っ人のKさんと、<古書ほうろう>http://www.yanesen.net/horo/ の宮地さんが来て、参加者を誘導して、配置につかせている。それぞれが準備を終え、スタートの11時を待つ。スタートを見届けてから、他のスポットを廻り出す。

途中、<松屋>で、昼食をとったりして、最後の<オヨヨ書林https://www.oyoyoshorin.jp/ に着いたのが十二時半頃。スタンプラリーを完成させたので、この日、スタッフとして参加している<書肆 紅屋>さんhttp://d.hatena.ne.jp/beniya/ から、景品の「しのばず君バッチ」をもらう。

歩いて戻っては、1時の引き継ぎに間に合わないと思っていると、不忍通りに早稲田行きのバスがやってきたので、飛び乗る。「一箱」でバスを利用したのは、もちろん初めて。ぎりぎり1時に間に合って引き継ぐ。

午後は、助っ人Kさんの奏でるバイオリンの響きの中での販売。クラシックあり、演歌あり、アニメありで、バラエティ豊か。

<はらっぱ>では、豊崎由美さんhttp://d.hatena.ne.jp/bookreviewking/ が、書評講座の教え子たちと参加。豊崎さんには、本日の審査員も務めていただいていた。審査も兼ねて、一周してきたようだが、「戦利品」を、「これ、いい本だから読みなさい」と教え子たちに配っていたのが印象的。以前、南陀楼さんhttp://d.hatena.ne.jp/kawasusu/ が、ゲストだったときの書評講座を見学させてもらったときにも感じたが、豊崎さんは、本当に面倒見のいい「先生」だ。

豊崎さんの箱から『安吾史談』を買った「buku」http://www.c-buku.net/index.html の北條さんが、「こんないい本を買う人に、幸あれ〜!」と叫ばれていた。

スタートと同時に、<オヨヨ書林>の山崎さんが、<はらっぱ>に無造作に段ボール箱を置いていったのだが、これは、実は<オヨヨ書林>企画の宝探しの賞品らしい。終了間際に、お母さんと、小学校低学年と幼稚園ぐらいの兄弟が、<オヨヨ>さんからもらった暗号を手にやってくる。確かに暗号文の前半は、<はらっぱ>を示しているよう。だが、後半の「狂った猫の下に」云々というのが何を示しているかわからない。

このままでは、時間切れになるので、撤収のために来ていた宮地さんが<オヨヨ>さんにヒントを聞いてくれる。「狂った猫」=「クレージーキャッツ」ということだ。そういえば、<オヨヨ>さんが置いていった箱には「スーダラ書房」の文字が。半ば、強引に親子を誘導して、宝箱を発見してもらう。

宝の中身は『めぞん一刻』全巻。「わー、漫画だ!」と喜ぶ子供たちに、お母さんが「この漫画は、あなたたちにはまだ早い!」と言っていた。

盛況で、お客さんがまだ何人かいたが、急いで買い物を済ませてもらって、午後4時に終了。

今回、女子3人組の<はなめがね本舗>さんhttp://blog.hanamegane.com/ には、生後何か月かの可愛い赤ちゃんも参加していた。最初から最後まで、赤ちゃんが参加していた箱は初めてじゃないだろうか。

片付けを終え、備品や消耗品を<古書 ほうろう>まで運ぶ。<ほうろう>で、北條さんたちに会い、お茶に誘っていただく。西日暮里駅近くの<ルノアール>へ。

工作舎http://www.kousakusha.co.jp/ のIさんから、現在、編集中の岡崎武志さんhttp://d.hatena.ne.jp/okatake/山本善行さんhttp://d.hatena.ne.jp/zenkoh/ の対談本の話を伺う。この本にかけるIさんの情熱はただならないものがある。『きまぐれ古書店紀行』に勝るとも劣らない素晴らしい本ができそう。楽しみだ。他に下北沢の古本屋情報なども。時間になったので、「一箱」の打ち上げに<千駄木交流会館>へ。

南陀楼さんと<オヨヨ書林>の山崎さんの巧妙な掛け合いで打ち上げがスタート。売り上げ金額、売上点数のベスト3がそれぞれ発表される(売上のベスト3は、今回から発表のみで、表彰はなし)。

古書現世http://d.hatena.ne.jp/sedoro/ の向井さんが選ぶ「セドロー賞」が向井さんの腰痛のため、退屈君http://taikutujin.exblog.jp/木村衣有子さんhttp://mitake75.petit.cc/ がプレゼンターの「わめぞ賞」に変更になる。

「わめぞ賞」は、陳列の仕方にわめぞ魂(?)が感じられた<あいうの本棚>さんに贈られた。副賞は、<旅猫雑貨店>http://tabineko.seesaa.net/ 特製の雑貨詰め合わせと、<古書往来座http://ouraiza.exblog.jp/ で販売している都電文鎮。壇上で、退屈君は、来週の「外市」を猛アピール。

その後、よみせ通りのインド料理屋に会場を移して、委員とスタッフを中心とした打ち上げ飲み会。かなり、飲んだが、飲み足りず、退屈君と、<リコシェhttp://www.ricochet-books.net/ の豆ちゃんを無理矢理誘って、西日暮里<和民>で2次会。

この日、買った本は以下の通り。

ブックオフ千駄木店>

P・Gウッドハウスジーヴズの事件簿』(文藝春秋

一箱古本市

庄野潤三『文学交友録』
稲越功一/写真 川本三郎/文『記憶都市 Rust city Tokyo』(白水社
福満しげゆき僕の小規模な失敗』(青林工芸舎
福満しげゆき『まだ旅立ってもいないのに』(青林工芸舎
ユリイカ臨時増刊 田中小実昌の世界」(青土社
坪内祐三編『文藝春秋 八十年傑作選』(文藝春秋
多和田葉子『容疑者の夜行列車』(青土社
「書評王の島 vol.1」(トヨザキ社長サイン入り)

<古書 ほうろう>
梅佳代『うめ版―新明解国語辞典×梅佳代』(三省堂
円城塔オブ・ザ・ベースボール』(文藝春秋

M・シューヴァル/P・ヴァールー「蒸発した男」(角川文庫)を読了。順番通りに読んではいないが、マルティン・ベックシリーズ3冊目。今回、ベックは、スウェーデンを離れ、ハンガリーの首都・ブタベストで隠密捜査を行う。ストーリーも全くケレンのない落ち着いたものなのだが、ラストまでぐいぐい引っ張られるのは何故だろう。40年以上前の話なのに、そう古びた感じもしない。全10冊をゆっくり読んでいこう。