慣らし運転に根津へ

昨日は、久し振りにブログをアップしてから、出かける。明日からの仕事の慣らし運転といったところか。

まずは、神保町へ。<東京堂書店>で、扉野良人『ボマルツォのどんぐり』(晶文社)、田中真澄『ふるほん行脚』(みすず書房)、シオドア・スタージョン『海を失った男』(河出文庫)を買う。

3階に上がり、本を眺めながら、レジをチラチラ。お客さんが切れたのを見て、畠中さんに挨拶。ピシッとしたシャツがとても似合っていて素敵。

地下鉄で根津まで。車内で買った本をパラパラ。『海を失った男』は、てっきり河出の「奇想コレクション」から出たものだと思い込んでいたが、「晶文社もミステリ」から出たものだったのか。

根津で「一箱古本市http://sbs.yanesen.org/hako1/ の助っ人集会に参加。5月3日(土)は「外市」と重なっているため、4月27日(日)に助っ人として参加することにしたのだ。

調整の結果、私の担当は「貸しはらっぱ音地」になる。最後に自己紹介があり、店主として参加する人は屋号も述べることになっていたが、隣にいらしたのが<書肆紅屋>さんhttp://d.hatena.ne.jp/beniya/ だった。いつも、ブログを読んでいることを伝え、身元(?)を明かすと、「さっき、ブログ読んだばかりですよ。体、大丈夫なんですか?」と心配していただく。「水分、摂ったほうがいいですよ」とお茶まで譲っていただく。<紅屋>さんとは、いろいろ話したいこともあったが、このとき、少し意識がぼーっとし始め、満足に話せず。「月の湯」のことなど、<紅屋>さんの話を一方的に聞くのみになってしまった。失礼だったか…。

この後、作業の手伝いと食事会があったが、事情を話し、失礼させてもらう。

帰り道、<古書ほうろう>http://www.yanesen.net/horo/ に顔を出す。宮地さんと、阪神と中日の好調を喜び合う。阪神の調子の良さがクローズアップされているが、中日もぴったりくっついてきている。とりあえず、オレンジのチームは置き去りにしちゃいましょう。

<ほうろう>で、青山南『小説はゴシップが楽しい』(晶文社)、久保田次郎『アンド・ジ・エンジェルズ・シング―久保田二郎「傑作選」 』(河出書房新社)、「ぐるり」4月号を買って帰宅。

近藤史恵サクリファイス』(新潮社)を読了。最近、重厚長大なミステリに慣れていたせいか、あっという間に読み終わり、やや拍子抜け。面白く読めたが、タイトルの意味がわかるラストの種明かしには、やや釈然としないものも。それにしても、個人競技であるのに、団体競技であるというロードレースという競技の不思議さよ。

サクリファイス

サクリファイス

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「わめぞ」でおなじみ、イラストレーターの武藤良子さんhttp://d.hatena.ne.jp/mr1016/ が、やはり、私の知人の「音の台所」http://homepage3.nifty.com/oto-kitchen/ の茂木さんと、「一箱古本市」に合わせてイベントを行います。私も、助っ人の合間を見て、駆けつける予定。皆さんも、どうぞご参加ください。

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おとえ 〜絵をみる 音をきく〜

一箱古本市の店主常連「ムト屋改め m.r.factory」と助っ人常連「音の台所」がおくる小さな催し

とき:4月27日(日) 12時から16時まで

ところ:Leprotto レプロット(手作り革小物) 台東区谷中2−5−9 往来堂書店より徒歩3分

絵をかいたひと:武藤良子 m.r.factory

音をえらぶひと:茂木淳子 音の台所