書評のこと

朝、駅の売店で「週刊現代」を買う。他の週は立ち読みで済ませているのだが、月に一度、「リレー読書日記」を東川端参丁目さんhttp://d.hatena.ne.jp/thigasikawabata/ が担当している号だけは買って、じっくり読む。

すぐには読まずに、モーニング娘や落合Jrのスキャンダル(?)、町山智浩さんhttp://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/ の連載(マケイン候補のすさまじい過去!)などを読み、川上未映子さんのグラビア等を眺めた後、「読書日記」を開く。

いつもいい意味で裏切られて、意表をつくような本が必ず含まれている。今回は、下関マグロ×北尾トロ『おっさん糖尿になる!―コンビニ・ダイエットでいかに痩せたかをチラホラ語ってみる。』(ジュリアン出版)がそれにあたるか。この本の存在は知っていたのものの、あまり興味を持っていなかったが、読んでみたくなる。何年か前に東川端参丁目さん推薦(?)の体脂肪を落とすトレーニング本を買ったことがあった。結局、トレーニングは一か月しか続かなかった。そんなことを思い出した。

この手の週刊誌の読書日記ものとしては、東川端参丁目さんと「週刊文春」の山崎努のものを楽しみにしている。

というわけで、近々発売の「HB」http://d.hatena.ne.jp/hbd/ 3号にも期待。


職場に着いて、パソコンを開くと、南陀楼さんhttp://d.hatena.ne.jp/kawasusu/ から、『書肆アクセスという本屋があった―神保町すずらん通り1976―2007』(右文書院)http://www.yubun-shoin.co.jp/book/book_detail/4-8421-0704-2.html の書評が昨日の朝日新聞に載ったことのお知らせメールが届いていた。 

実は、土曜日に「載るらしいよ」という話は某氏から聞いていて、昨日、新聞を買おうと思っていたが、まるっきり失念していた。

職場の広報課(私の古巣)に行き、新聞をコピーさせてもらう。重松清さんらしい、とても優しい評だった。この書評をきっかけに、また売れ出すといいと思う。

このブログで書いたかどうか憶えていないが、この本で、私は「書肆アクセス」関連主要文献目録をまとめている(多くの方の協力に感謝)。未読の方は、読んでいただけると嬉しい。

広報課に寄ったついでに各紙の書評欄をチェックする。毎日新聞には、川本三郎さんによる、黒岩比佐子さんhttp://blog.livedoor.jp/hisako9618/ の『編集者国木田独歩の時代』(角川選書)の書評が載っている。同書は、「本の雑誌」の「今月の一冊」でも取り上げられている。

私も現在、この本を読んでいるが、半分ぐらい進んだだろうか。初めて知ることばかりで、じっくりと読み進めている。確か、ブログで黒岩さんは執筆の苦労をときどき吐露していたかと思うが、まさしく労作。読み終わったら、また感想をアップしたい。

仕事を終え、京王線の終電で帰り、笹塚から歩く。

DVD&CD屋(申し訳程度に古本が置いてある)の店頭均一ラックに、コンビニコミックの『プレーボール』を見つけ、買う。『プレーボール』は、一体、何回買い直しているのか。普通のコミック、上製単行本、文庫本、そしてコンビニコミック…雑誌タイプもあったか(あれは『キャプテン』かも)。初めての東実戦から川北高校との練習試合のあたりまで。何度、読んでも面白い。

そういえば、この店では、「ku:nel」のバックナンバーを随分買ったが、先日、神保町での値付けを見て驚いた。普通に1,000円とか付いているのだ。

帰宅してから、ベッドに入り、『プレーボール』を読む。野球漫画といえば、明後日発売の「ビックコミックオリジナル」掲載の「あぶさん」では、ホークスのルーキー・大場とあぶさんの対決が見られるらしい。紅白戦で登板した大場は8人の打者をパーフェクトに抑えるが、9人目に代打のあぶさんを迎えて…という展開だという。ラーメン屋ぐらいでしか「あぶさん」は読まないが、これは読みたい(掲載差止請求が出されていた「弁護士のくず」は掲載されるらしい)http://www.asahi.com/national/update/0214/TKY200802130360.html?ref=goo

川上弘美『東京日記 卵一個ぶんのお祝い。』(平凡社を読了。急に本が読みたくなくなるときがある。そんなときは、職場のそばの本屋に寄り、漫画を買って帰る。しかし、品揃えがあまりよくない店なため、たいして読みたくない漫画を買い、後で後悔することがしばしば。そんな本、読みたくないモードのときに「これなら読めるかも」と手に取った、いわばリハビリ本。効き目、ありました。5分の1が嘘の日記だそうだが、もっと嘘は含まれていそう。だが、世の中、考えもつかないようなこともしばしば起こるので、一概にはそうは言えないか。川上弘美を読むのは久しぶりだったが、小説も読みたくなった。本棚にある未読の『真鶴』でも読んでみようか。

東京日記 卵一個ぶんのお祝い。

東京日記 卵一個ぶんのお祝い。

◎2008年3月1日(土)、2日(日)

第7回 古書往来座外市

詳細情報はこちら >>http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20080126

◎2008年4月5日(土)

第1回 月の湯古本まつり

詳細情報はこちら http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20080216