「りつ・つくる」と「月の湯古本まつり」
昨日は仕事を終えてから中目黒まで。<ブックオフ>で「外市」用の仕入れ(今回は気合入っている)。気合いは入っていても歯医者の予約が入っているため、30分ほどの滞在。見られなかった棚にいい本があったのではと、後ろ髪ひかれながら歯医者へ。
実は治療中の歯ではない歯が痛みだしていて、先生に申告し、そちらを治療してもらう。治療しながら、先生が「ああ、これは」などとつぶやくので、うすうす感ずいていたが、「かなり進行していますね。来週もこっちの歯をやりましょう」とのこと。歯の治療を中途半端にやめること多数。今回は、全ての歯を綺麗にするまで頑張ろうと決意(宣言!)。
代田橋<啓文堂書店>で眉村卓『司政官 全短編』(創元SF文庫)、村松友視『文士の酒 編集者の酒』(ランダムハウス講談社文庫)、山形浩生『要するに』(河出文庫)を買う。
いつもより早く終わったので、神保町<ヒナタ屋>http://www4.plala.or.jp/HINATA-YA/ へ行く。田川律さんが料理を作る2ヶ月に1回のイベント「りつ・つくる」の3回目。参加したかったが、所用と重なり、初参加。遂に念願叶う。
料理は生姜ご飯と鮭の粕汁。美味しい。ご飯は生姜の香りがするかしないかぐらいの極薄味。それが、鮭の粕汁にベストマッチだ。
このイベント、5時の開始と同時に料理が供され、田川さんのトークがあるようなものだと思っていたが、そうではないと<ヒナタ屋>手伝いのTさん談。
もっとオープンなイベントで、普通のカフェの営業プラス田川さんの料理が食べられるといった感じのようだ。だから、営業時間内であれば何時に来ても可(ただし田川さんの料理が売り切れの場合あり)。トークショーのような形式ではないが、田川さんも会場にいらっしゃるので、田川さんとお話しすることもできる。次回も2ヶ月後に開催予定。
「ぐるり」http://gururi04.exblog.jp/ の五十嵐さんもいらしていたが、連載の田川さんのインタビューコーナーをまとめた本の制作も進行中とのこと。
畠中さん、モンガさんhttp://monganao.exblog.jp/ 不思議(はてな)さんhttp://higishi.seesaa.net/ もいらしていたが、古本と関係のない(?)お客さんも多数見えて、お店は満員。こんなに盛況な<ヒナタ屋>を初めて見た(失礼!)
<ヒナタ屋>は、東京ケーブルネットワーク(荒川区、文京区、千代田区で視聴可能)の「あらぶんちょ」という番組に登場していて、現在、放送中とのこと。http://tcn-catv.easymyweb.jp/member/arabuncho/default.asp?c_id=3751
また、3月下旬に、ある作家のトークショーの企画もあるらしい。これは、水道橋<アンチヘブリンガン>、高円寺<古本酒場コクテイル>http://blog.livedoor.jp/suguru34/ ともリンクした企画との噂。正式発表が楽しみ。
畠中さんの旦那さんのKさんとも楽しく話させていただいた。そうか、畠中さんの虎ファンは旦那さんから伝染したものだったのか。
一晩あけて、今日は、<ポラン書房>http://www5d.biglobe.ne.jp/~polanet/ の「2箱3日古本市」に行くつもりだったが、体が動かない。一度、起きて、風呂で読書するものの、その後、また布団に入り寝てしまう。
目がさめると、もう「伊集院光の日曜日の秘密基地」http://www.tbs.co.jp/radio/1101/ が始まっている時間。聴きながら、キッチンでたまった洗い物を片付ける。
お腹が減ったので、借りている古本棚の補充がてら<CHUBBY>http://www.chubby.bz/ で、遅いブランチ。ナスのラザニア。麦芽パンも美味しかった。
本は村上春樹『アフターダーク』や『ファストフードが世界を食いつくす』などを補充。村上春樹は、文庫化されているものでも、単行本が売れる。『ファストフード〜』は、この本を原作にした映画『ファストフードネイション』が公開中で、この店は、食の問題に興味があるお客さんが多いので狙ってみた(お店の野菜にも確かこだわりがあったはず)。
やはり、<ポラン書房>のある大泉学園まで行く元気が出ず、コーヒーを飲んで帰る。
代田橋<啓文堂書店>で北村薫・宮部みゆき「名短篇、さらにあり」(ちくま文庫) 、池谷裕二『怖いくらい通じるカタカナ英語の法則』(講談社ブルーバックス)を買う。
家の近所のスーパーに寄り、牛ホルモン、オリーブオイル、バジル、トマトの水煮缶を夕食用に買って帰る。
上記材料に冷蔵庫にあったエリンギを入れ、ホルモンのアラビアータ風(粉チーズがけ)、とろろ(冷蔵庫にあった帆立の刺身入り)、わかめと切り干し大根の味噌汁、冷やしトマト、沢庵、おこげご飯を作り、夕食にする(写真)。
ネットに接続すると、「わめぞ」http://d.hatena.ne.jp/wamezo/ の4月5日開催の新企画が発表されていた。東京の名銭湯・目白台の<月の湯>http://tabineko.seesaa.net/article/84367433.html (現在は週3日の営業)で、古本市、トークショー、カフェを行うという。
トークショーは岡崎武志さんhttp://d.hatena.ne.jp/okatake/ と「酒とつまみ」編集長の大竹聡さんhttp://www.saketsuma.com/ ×『汁かけめし快食學』の遠藤哲夫さんhttp://enmeshi.way-nifty.com/meshi/ の2本立て。これはすぐ定員がいっぱいになりそう。カフェでは、<古書ほうろう>http://d.hatena.ne.jp/koshohoro/ のミカコさんのチキンライスが食べられる。大観音の「千成市」で毎年、食べているが美味。2杯は食べたい。
相変わらず「わめぞ」の企画力・行動力は素晴らしい。「わめぞメイト」(わメイツ?)として、できるだけ手伝いたい。
告知ではバス利用が案内されているが、武藤良子さんhttp://d.hatena.ne.jp/mr1016/ によれば「月の湯、一見遠そうに見えますが、私なら目白駅から歩きます。目白通りを椿山荘を目指してまっすぐ歩いて15分くらいでしょうか。学習院や日本女子大、田中角栄さんちなどを見ながらの散歩はなかなか良いものです」とのこと。
小津の『秋日和』のDVDを見てから寝る。3回目ぐらいだが、期間限定発売のDVDを買ったので。誰もが言うことだが、岡田茉莉子が素晴らしい(司葉子も綺麗だが)。[rakuten:book:12422385:detail]
北村薫・宮部みゆき『名短篇、こにあり』(ちくま文庫) を読了。自分では、なかなか手が出ない未知の作品に出会えるところが、この種のアンソロジーのいいところ。そういう意味では、半村良「となりの宇宙人」、小松左京「むかしばなし」、吉村昭「少女架刑」といった既読の作品の良さも再確認できたが、黒井千次「冷たい仕事」、山口瞳「穴―考える人たち」、井上靖「考える人」、円地文子「鬼」といった作品と出会えたのが収穫。多岐川恭「網」、戸板康二「少年探偵」、松本清張「誤訳」はやや肩すかし(この著者らにはもっといい作品がいくらでもあるから)。続編の『名短篇、さらにあり』も、読んだことのない作家が多いので楽しみ(実は舟橋聖一の「華燭」を既に読んだが、面白かった)。
- 作者: 北村薫,宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/01/09
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第1回 月の湯古本まつり 〜銭湯で古本浴〜
月の湯は昭和8年創業。木造破風造り建築で、浴場には富士山のペンキ絵、床は今ではめずらしい六角形のタイルを使ってある昔ながらのたたずまいの銭湯です。現在は週3日の営業。そんな定休日の銭湯をまるまるお借りして、古本市とトークショーを開催。カフェスペースもご用意いたします。
■日時 4月5日(土)11:00〜18:30 雨天決行
■会場 月の湯 東京都文京区目白台3−15−7 地図はコチラhttp://www.bunny.co.jp/zousi/shop/04.7_15tukino.html
JR目白駅改札を出て左方向すぐの交番前信号を渡ったところにあるバス停から、都バス「新宿駅西口」行き(白61系統)乗車、5つめの「目白台三丁目」下車。降車して左方向最初の路地曲がりすぐ。徒歩1分。
◎古本市(場所:女湯 風呂場、脱衣所)
■参加者
火星の庭(仙台)http://www.kaseinoniwa.com/
古書ほうろう(千駄木)http://www.yanesen.net/horo/
オヨヨ書林(根津)https://www.oyoyoshorin.jp/
古本オコリオヤジ(林哲夫)http://sumus.exblog.jp/
善行堂(山本善行)http://d.hatena.ne.jp/zenkoh/
ふしあな書店(扉野良人)
岡崎武志堂(岡崎武志)http://d.hatena.ne.jp/okatake/
古本けものみち(南陀楼綾繁)http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/
文壇高円寺(荻原魚雷)http://gyorai.blogspot.com/
ハルミン古書センター(浅生ハルミン)http://kikitodd.exblog.jp/
エエジャナイカ(北村知之)http://d.hatena.ne.jp/akaheru/
▼わめぞオールスターズ
古書現世/立石書店/藤井書店/m.r.factory(武藤良子)/
旅猫雑貨店/リコシェ/ブックギャラリーポポタム/bukuぶっくす
退屈文庫/琉璃屋コレクション ほか
◎トークショー(場所:男湯 風呂場)
■第1部 14:00〜15:00
岡崎武志さん「坂を登れば文学がわかる」
「坂」が出てくる小説を通して岡崎武志さんが文学をわかりやすくレクチャーします。 定員30名。
岡崎武志さんブログ http://d.hatena.ne.jp/okatake/
■第2部 16:00〜17:00
「酒とつまみ」編集発行人の大竹聡さんと、「大衆酒場の詩人」の異名を持つ『汁かけめし快食学』(ちくま文庫)の著者である遠藤哲夫さんの酒飲み話。公開飲み会です。 定員30名。
遠藤哲夫さんブログ http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/
「酒とつまみ」ブログ http://blog.livedoor.jp/saketsuma/
▼予約受付は3月1日(土)から。予約方法は「わめぞブログ」
にて改めて発表します。3月1〜2日に開催の古書往来座外市会場でも受付いたします。 http://d.hatena.ne.jp/wamezo/
入場料は両トーク共に、銭湯と同じ各430円。
◎カフェ(場所:男湯 脱衣所)
萬福亭チキンライス(古書ほうろう)
焼き菓子/mws a point(ムーズアポワン・目白)http://mws.holy.jp/blog/
お茶/乙女湯のたしなみ http://otomeyu.exblog.jp/
ソフトドリンク各種、ビール、酒類の販売もあり
※数に限りがございます。売り切れ次第終了となります。
■注意!
◎トークショー開催中は、男湯を閉鎖しますので、トーク参加者以外の方はカフェスペースをご利用いただけません。女湯の古本市スペースは営業時間中は終日出入り自由となっております。