可愛すぎる歳三

foxsya2008-02-10

<CHUBBY>http://www.chubby.bz/ にてブランチ。プルーンの豚肉巻にライス。ここの女性シェフの料理は美味。

帰り際に借りている棚に古本の補充。『佐藤雅彦全仕事』(広告批評)などだが、どうだろうか。クリエイティブな仕事をしているお客が多いので選んでみた。

外市http://d.hatena.ne.jp/wamezo/ 用の本はある程度、揃ったのだが、ダメ押しに<ブックオフ>日野南平店に行ってみる。

隣駅の平山城址公園に親戚が住んでいる関係で、何度か来ている。ラッキーなことに単行本3冊1,000円のセール中だった(少女漫画5冊100円も)。
しかも、なかなかいい本が並んでいるではないか。どんどんカゴに放り込む。

調子に乗って放りこんでいて、ふと、気になり財布を覗く。千円札一枚しかない。レジでカゴを預かってもらい、近くのATMのあるコンビニを教えてもらう。

外市」用以外に、垣根涼介借金取りの王子』(新潮社)、出久根達郎『逢わばや見ばや』(講談社文庫)、坂木司『動物園の鳥』(創元推理文庫)、淀川長治田中英一渡辺祥子『グルメのためのシネマガイド』(ハヤカワ文庫)、大竹まこと『こんな料理で男はまいる』(角川書店)、中野翠『ひょんな人びと-92・私の青空』(文春文庫)を買う。

南平駅まで戻らずに散歩がてら高幡不動を目指して歩く。いつもこういうことをして後悔するのだが、同じパターン。歩いても歩いても、それらしき場所に着かない。方向音痴なのに、知らないところを歩くのが好きなので仕方がないか。迷うのも楽しいのだが、今日は、本の重さと、寒風で歩くのがつらくなってくる。

そろそろ限界かと思った頃、前方にモノレールの軌道が見えてくる。万願寺駅だ。土方歳三生誕の地。近くに記念館もある。足元のマンホールも新選組のキャラクター(土方?)。きっと、大河ドラマ放送のタイミングで作られたのだろうが、可愛すぎないか。

そういえば、土方を主人公に函館戦争を描いた「新選組」の続編の榎本武揚の描かれ方に、佐々木譲が鋭い批判を書いていたのを思い出す。作家のブログはあまり読んでいないが、氏の「佐々木譲のプッシュピン」http://blogs.dion.ne.jp/sasakijo/ は面白い(確か南陀楼さんhttp://d.hatena.ne.jp/kawasusu/ に教えてもらったのだと思う)。最近は、産経新聞における呉智英氏の『警官の血』についての批判への反論なども載っている。

モノレールに乗って、隣の高幡不動駅まで。この手の乗り物は乗車賃が高いのが常なので身構えたが、100円だった。それだけ近距離なのだろうが、もう歩けない。

聖蹟桜ヶ丘の<ブックオフ>にも寄るつもりだったが諦める。車窓から店が見えたのだが、そこから駅まで電車が随分走った。あの距離は歩けそうもない。

駅からすぐそばの桜上水店に寄る。ここは当たった試しがないのだが、やっぱり、なかなかいい本に出会えず。

『はじめての文学 村上春樹』(文藝春秋)、河田陸村・藤井鞠子編『ミステリー&エンターテインメント700』(東京創元社)を買う。

スーパーに寄り、豚肉、鶏肉、ししゃも(カペリン)、玉ねぎ、チーズと竹串等を買う。先日、店で食べた串揚げが美味しかったので、家でチャレンジ。

ビールを飲みながら、揚げたての串揚げを食べる。なかなか美味しかった。自宅串揚げ居酒屋、これはくせになりそう。

使った油は、ダスキンのオイルポットhttp://www.duskin.jp/house/products/037280/index.html でろ過。安価な割には、性能がいい。油ものをよく料理する人にはお薦め。

小谷野敦『中庸、ときどきラディカル―新近代主義者宣言』(筑摩書房を読了。面白いの一言で済ましてはいけないのかもしれないが、とにかく面白い。ユング心理学は「科学」ではなく「文芸学」という指摘がある。学生相手のカウンセラーと、「ユング心理学ってオカルトだよね」と、ユング心理学に基づくカウンセリングの弊害の話をしたばかり。

中庸、ときどきラディカル―新近代主義者宣言

中庸、ときどきラディカル―新近代主義者宣言