「外市」2日目・ワメトーク

外市」2日目。7時起床。昨日の売れ行き不振のためテコ入れを目論む。スリップを作るなどの準備の時間はないので、前回の「外市」で売れ残った中から、これはと思うものを選ぶ。思ったよりもいいものがあった。佐々木崇夫『三流週刊誌編集部−アサヒ芸能と徳間康快の思い出』(バジリコ)など。

<古書 往来座http://ouraiza.exblog.jp/ に着いて、本を並べる作業。まずYさんと一緒に、朝さんとbukuさんの本を並べる。人の棚の本のなんと魅力的に見えることか。その後に、自分の棚に補充・入替と晩鮭亭さんhttp://d.hatena.ne.jp/vanjacketei/ の箱の整理。予想通り、晩鮭亭さんの棚は売れてスカスカ。

開店と同時に店番に入ると、すぐに正午。今日は、トークショーの手伝いがあるので、急いで昼食。今日は元<夢民>(最近改名・現店名忘れた)でチキンとトマトのカレー。辛さ5にしたが、物足りない。7にすればよかった。昨日の昼食は<硯屋>のうどんで四川麻辣醤麺の熱いやつ。我ながら本当に辛いやつが好きだ。今日のトークショーのゲストは、もっと激辛なお二人なのだが。

食事を終えてから、会場の<上り屋敷会館>へ。いつにもまして準備にバタバタ。プロジェクターの準備が終わらず、開場を5分ほど遅らせる。開場と同時に次から次へお客様が。受付一人ではチェックできないと慌てふためいているところ、すかさずビデオ撮影係の<往来座>のアルバイトさんのなつきちゃんが手伝ってくれる(やはり、<往来座>のアルバイトさんは機転も利くし、動きがいい)。

今日のトーク塩山芳明さんの『東京の暴れん坊 俺が踏みつけた映画・古本・エロ漫画』(右文書院)発売記念。受付の横に塩山さんが陣取り、お買いあげいただいた方にサインをする。受付と同時に喜んで買う人あり、塩山さんに強要されて買う人ももちろんあり。

有料入場者数47名で会場がいっぱいになったところで、トークスタート。塩山さんのお相手は、塩山さんの心の妻(塩山談)・内澤旬子さんhttp://d.hatena.ne.jp/halohalo7676/ 。テーマは「うるさい奴らは皆殺し」。

トークは快調で、随所で笑いが起きる。塩山さんのトークを聞くのは<古本酒場 コクテイルhttp://koenji-cocktail.com/ の2回に続いて3回目。前回は「俺にはトークの才がない…」と落ち込んでいたが、今回は、内澤さんと一緒にトークができる喜びもあり(?)、舌も滑らか。

内澤さんと<書肆アクセスhttp://plaza.rakuten.co.jp/accesshanjoe/ の畠中さん出演のポルノ映画(ロケ場所は塩山さんの<漫画屋>)、塩山さんがエロ漫画誌の編集長役で出演のホモ映画(どちらも山崎邦紀監督)の、それぞれの出演シーンも上映された。内澤さん、畠中さんとも編集者役だが、机に向って黙々と仕事をする内澤さんに対して、目の前の男性社員のセクハラに対応した、畠中さんの細かい演技が楽しい。編集部内は<漫画屋>だが、会社の外観はある出版社を無断撮影というのにも笑った。

テーマにもある「うるささ」の対象は、それぞれ違い、塩山さんの最大の標的は地元・富岡市防災無線、内澤さんは、薬の副作用により増幅されている(?)高音域の生活音(例えば、自転車のブレーキ音)。

内澤さんは、そのような音を防ぐために、外に出るときは、常に音楽を聴いているそうで、塩山さん録音の防災無線を再生の際も、「我慢できそうもないので、失礼して」とヘッドホンを耳に。

しかし、こんな放送が毎日流れたら、塩山さんでなくとも、文句を言いたくなる。富岡市以外にもあるのだろうが、このような放送を流し続ける側の理屈が、正直、よくわからない。地元・杉並でも、夕方5時に「夕焼け小焼け」(音楽のみ)が流れていたが、あれはいまだ続いているのだろうか(過去には、防災無線ジャックがあり、中核派の区議候補を非難する放送が流れたことも)。

<つづく>※書きかけです。