「深川いっぷく」手ぬぐい展

foxsya2007-08-24

今日から、建築中の家の構造見学会。壁などを作る前の構造が剥き出しの状態で、耐震工法などをアピールしたいという工務店からの要望。構造見学会を行うことを了承してくれる代わりに、請負金額を下げたとの説明が契約時にあった。

本当は今月中旬に行う予定だったが、2階に上がる鉄製の外階段が未設置だったために、少し遅くなった。どのくらいの人が来るかはわからないが、工務店が営業をかけている人や、近所の人が来るだろうとのこと(かなり広範囲に近所にはチラシを配ったという)。

工務店の人に挨拶をしてから代田橋駅へ向かう。二組ぐらいの家族が見学に来ていて、施主として紹介を受けるが、「こんなに若い人なんですか」と言われる。もう、ローン組むのもぎりぎりの歳なのだが(若く見えるのだと好意的に考えておこう)。

笹塚駅で都営新宿線へ乗り換えて、森下駅で降り、<深川いっぷく>http://www.fukagawa-ippuku.jp/ まで。「久住卓也・石丸澄子 いっぷくまんぷくてぬぐい・招布(まねぎ)展」が開催されているのだ。招布とは、福を招く布として神社仏閣や商店の軒先に飾られるもの。かき氷屋さんの店頭の「氷」の布を思い浮かべるとわかりやすいか。先日、お邪魔した<追分コロニー>http://www11.plala.or.jp/colony/index.html には、岡崎武志さんhttp://d.hatena.ne.jp/okatake/ の『読書の腕前』の招布が飾られていた。

まずは、<深川いっぷく>のコーディネーターのSさんhttp://qrrart.exblog.jp/ にご挨拶。「いっぷく一箱古本市」以来だろうか。お店には色とりどりの手ぬぐい類が並ぶ。元は薬局の調剤室だった展示スペースには、手ぬぐいの印刷に使うシルクスクリーンの機械も置かれていて、てぬぐい製造工房の雰囲気。

手ぬぐい展以外の常設の売り場も、以前、訪れたときよりも、品物がバラエティに富み、カフェスペースも広くなり、ますます魅力的な憩いの場になっているように感じる。この前、子供のように楽しんだスマートボールがなくなっていたのは、少し残念。

商店街に人が多いように感じたので、Sさんに聞いてみた。近くの<東京都現代美術館http://www.mot-art-museum.jp/ で開催中のジブリの背景画でお馴染みの「男鹿和雄展」が、開館以来の入場者数の記録を日々、更新していて、連日、多くの人が、この地を訪れているとのこと。

手ぬぐいを一枚買っていこうと、選ぶも、迷いに迷う。展示されていた石丸澄子さん制作の荻原魚雷さんhttp://gyorai.blogspot.com/ の『古本暮らし』(晶文社)招布のデザインが素敵だったのだけれど、販売されているものになく、残念。石丸さんデザインの可愛らしいモダンガールがデザインされた手ぬぐいにする。

<深川いっぷく>の道を挟んだ向かい側に、鶏肉屋さんがあるのだが、店頭で焼き鳥を売っている。軟骨などを買って食べる。お店のおばさんは大量の鶏肉の処理中。これだけの量をさばくとは人気店なのだろう。味も美味。近所に欲しい店だ。

帰りは、笹塚で降りて歩いて帰る。<一新堂書店>に寄り、均一台から「外市」用の本を数冊拾い、他に下記を購入。

一新堂書店 白井佳夫『二十四時間の映画』(PHP出版)
八木福次郎『古本屋の手帖』(東京堂出版
紀田順一郎『古書街を歩く』(新潮選書)
小津安二郎を読む 古きものの美しい復権』(フィルムアート社)

岡田斗司夫『いつまでもデブと思うなよ』(新潮新書を読了。『「世界征服」は可能か?』を読み終わる前に、こちらを先に読んでしまった。確かに、この通り気長にやれば瘠せるでしょう(既存の方法のバリエーション)。運動なんかしなくていいというのも嬉しい。肉が落ちれば、自然に体を動かしたくなると。なぜ、太っていると損なのかという、瘠せるためのモチベーションをあげるための理屈に頁を割いているのが著者らしいか。さあ、今日から、毎日、とにかく体重計に乗ろう!

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)

※友人の片野ゆかの新刊ノンフィクション『ダイエットがやめられない―日本人のカラダを追跡する―』が新潮社から9/27に発売されます。興味のある方は、是非、お求めください。「波」10月号に角田光代さんが書評を書いてくれたそうです。

ダイエットがやめられない―日本人のカラダを追跡する

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