銀行および古本屋経由上棟式行き
本日、上棟式の予定。昨晩の豪雨もやみ、何とか夕方までには屋根まで組みあがりそう。
工務店から、中間金の支払いを7月中に行ってほしいとの申し出があった。銀行に確認すると、午前中の早い時間に手続きをすれば、午後には振り込まれるとのことだったので、朝イチで池袋の銀行へ向かう。
銀行で振込みの手続きを済ます。これで、12月の竣工時まで支払いはないので、一息つくという感じだ。といっても、既に借入金の返済もスタートしている。
その足で<古書 往来座>http://ouraiza.exblog.jp/ まで行くと、瀬戸さんが、せっせと開店の作業中だった。「ちょっと開店が遅れちゃいました」とのことで、隙間から店の中へ入れてもらい、本を選ぶ。
足立巻一『虹滅記』(朝日文芸文庫)、佐藤忠男『映画をどう見るか』(講談社現代新書)、中村哲『アフガニスタンの診療所から』(筑摩書房)を買う。
神保町まで出て、畠中さんに渡すものがあったので、<書肆アクセス>http://plaza.rakuten.co.jp/accesshanjoe/まで。開催中の「荻原魚雷が選んだ書肆アクセスの20冊」から、藤田洋三『世間遺産放浪記』(石風社)を買う。他に「ぐるり」最新号と「彷書月刊」のバックナンバー(2002年6月号「殿山のタイちゃん」)を買う。
昼食は「カフェ ヒナタ屋」http://www4.plala.or.jp/HINATA-YA/ のカレー。ここで開催中の「ぐるり的音楽生活」フェアから、「ぐるり」http://gururi04.exblog.jp/ の創刊号を買う。田川律さんのインタビューは、故・高田渡さん。
帰宅すると、工事は2階部分まで組みあがっていた。3階部分の柱などがクレーンで吊り上げられている最中。警備の人が3人で交通整理。家を建てるのは、当然、こういうところにもお金がかかる。
5時過ぎに、何とか棟上げ終了。仕出し弁当で簡単な上棟式。家族と工事関係者だけの内輪の会のつもりだったが、親戚や近所の人もお祝いを持って駆けつけてくれる。この辺りには、まだまだ近所づきあいのコミュニティが残っている。
施主挨拶として、3年前の建築家http://www.h5.dion.ne.jp/~jyu/ との出会いから、着工までの経緯と、皆への感謝を述べる。一時間ほど、現場で飲み食いして終了。その後、建築家と近所の寿司屋で、打ち合わせを兼ねて、乾杯。
堂場瞬一『大延長』(実業之日本社)を読了。野球小説といっても、ある程度は、試合以外の部分も描かれているものだが、この小説は95%が試合の描写に費やされている。それなりに人間ドラマも描かれているが、手に汗握る試合展開を味わうエンターテインメントとして読むべき作品だろう。試合描写で、ほんのいくつか気になる点があった(送りバント時の走者の走塁などが、野球に詳しくない読者に誤解を与えないか)が、287ページの野手からの送球が走者の背中に当たる一連の描写のリアルさなど、心の中で小さく唸った箇所もあった。こういう試合描写が中心のスポーツ小説が、もっと出てきてもいいと思う。
- 作者: 堂場瞬一
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2007/07/20
- メディア: 単行本
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