いっぷくは古本三昧

foxsya2007-03-18

昨日は、仕事を終え、深川に向かう。<深川いっぷく>http://www.fukagawa-ippuku.jp/ で、<深川いっぷく>と<リコシェhttp://www.ricochet-books.net/ 共同企画の「新春・彷書月刊まつり−3月のいっぷくは古本三昧」が行われているのだ。

春日で大江戸線に乗り換え、清澄白河駅で降り、<深川江戸資料館>http://www.kcf.or.jp/ を過ぎて、この道でいいのかと、不安になったところで到着。

<深川いっぷく>は、商店街が空き店舗を利用して運営しているお店で、若いアーティストの作品などの委託販売を行っていて、商店街を訪れた人のお休み処も兼ねているようだ。<リコシェ>の商品も売っている。

今回は、トークショーなども行われるが、一昨日から<いっぷく・いっぱこ古本市>が行われている。

これに<ふぉっくす舎>も箱を出しているので、陣中見舞いも兼ねて訪れた。全部で19箱で、以下のバラエティ豊かな箱。

彷徨舎古書部/古本けもの道/岡崎武志堂/ハルミン古書センター/モダンジュース古書部/シゲモリ氏の本棚から/いしだや/ざったな本だな/花霞堂/昼寝のまくら/書肆 護美之山/古書現世旅猫雑貨店/はたんかりえこの店/古書肆 助教授/ふぉっくす舎/まつばらあつし本舗/万雅屋/東京セドリーヌ

この中から、平松洋子『おいしい暮らしのめっけもん』(文化出版局)、『映画秘宝 底抜け超大作』(洋泉社)、吉行淳之介VS開高健『対談 美酒について』(TBSブリタニカ)、沢村貞子『貝のうた』(暮しの手帖社)、佐藤光房『合本 東京落語地図』(朝日文庫)を買う。

店内のギャラリーでは、「【展示】タイムマシン彷書月刊http://www3.tky.3web.ne.jp/~honnoumi/ ◇編集部が選ぶ、やって面白かった号ベスト23 ◇彷徨舎・編集部再現!いっぷくが編集部になった?!」が行われていて、「彷書月刊」のバックナンバーも販売していて、購入の人には、浅生ハルミンさんデザインの彷書くんバッチがもらえる。

持っていない号を2冊買い、バッチをもらう。

店内は箱の出品者や古本好きの人で盛況。ときどき、馴染みの近所の人も覗いていく。販売を手伝ったりしながら、<リコシェ>の阿部さんと、本のことなどいろいろ話す。


今朝、起きて、冷蔵庫を覗いたら、菜の花があったので、菜の花ペペロンチーノを作って食す。

昼過ぎに出かけて、<CHUBBY>http://www.chubby.bz/# でランチを食べようとしたが、貸切だった。何かのライブをしていたようだ。

銀座の<山野楽器>まで行き、予約していた「ホワイトハウス セカンドシーズン」のDVDを受け取る。棚にあった「特捜最前線 ベストセレクション」にも、ものすごく心魅かれたが、何とか思いとどまる。

<プランタン>の前に古本の棚が出ていたので覗く。何度か、古本屋で出会いながら、買わなかった漫画『小津安二郎の謎』(小学館)を買う。こういうところであったのも、何かの縁だと思ったので。

深川に向かう地下鉄で、『小津安二郎の謎』を読む。架空の雑誌編集者二人と架空の世界的な巨匠の外国人映画監督が、小津の墓に刻まれた「無」の字の謎を解くという、園村 昌弘原作・中村 真理子画になる漫画だが、非常に微妙な読後感。「珍品」といったらいいのか…。

古本を売っている<深川いっぷく>を覗き、山口瞳『新東京百景』(新潮社)、栗田有起『お縫い子テルミー』(集英社文庫)を買う。

彷書月刊」編集長の田村さんもいらしていて、我が家の近所の古本屋さんの話など、いろいろ話してくださる。21日には、田村編集長のトークと振り市も予定されている。こちらも楽しみだ(<ふぉっくす舎>も振り市用に一冊出品した。買ってくれる人がいると嬉しいのだが)。

商店街から、<深川いっぷく>の目の前のお店の焼き鳥の差し入れがあり、ご相伴にあずかる。軟骨が練りこまれたつくねが美味。ああいう焼き鳥屋さんが、我が家の近所にもあればいいのにと思う。お行儀は悪いが、焼き鳥の串を片手に歩き食いをしてみたい。

<深川いっぷく>には、商店街の木工所(?)が作った素敵なスマートボールが置いてあり、1回30円でゲームが行える(スマートボールは、20,000円で作ってくれるとのこと)。

ビンゴゲームの要領で、3列以上並ぶと、お菓子などがもらえる。最高は7列の<東京都現代美術館>の招待券。

チャレンジしてみると、あれよあれよとボールが並んでいく。子供相手のものだろうから、洒落にならないかと思いながら、やっていくと、7列並んでしまった。

美術館の招待券という景品は、大人用だと自分を納得させて、招待券をいただく。<東京都現代美術館>の展示は「中村宏/図画事件 1953-2007」。21日にでも見に来よう。

パーフェクトだと、ゲーム台そのものがもらえるらしい。これは魅力的。

森下まで歩いて、都営新宿線で帰る。今日から、PASMO導入だと思い出して、SUICAで都営の改札に入ってみる。当たり前だが、ちゃんと入れた。

帰宅して豆ごはんを食べる。炊飯器にグリンピースの他に、板昆布、日本酒、だし、塩を少しずつ入れて炊いたもの。美味しくできた。

玉袋筋太郎『男子のための人生のルール』(理論社を読了。爆笑問題太田光のように、浅草キッドは、水道橋博士が書きもの担当かと思っていたが、どうしてどうして…素晴らしいYA向けの本になっている。YA向けであると同時に大人への教育指南書としてもいい出来。極端にマニュアル的に読まれるのは困るが、世のお父さんお母さんには大いに参考にしてほしい。何より、読み物として面白い!

男子のための人生のルール

男子のための人生のルール

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★イベントをやります。多くの方の参加をお待ちしています。和田さんと打合せを行いました。楽しいイベントになる予感。楽しく面白い話、憤慨する話、考えさせられる話、和田さんから、いろいろな話を引き出すべく頑張ります!
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<ふぉっくす舎><食堂 アンチへブリンガン>共催
猿楽町食堂学校 1時限目
4月22日(日)午後3時30分〜5時30分(開場 午後3時)
「日本一の病院マニア」は見た! 体当たり爆笑病院放浪記 『ワガママな病人vsつかえない医者』(文春文庫PLUS)刊行記念
和田靜香バラエティ・トークショー「病気と音楽と相撲のはなし…あと農業も!」
チャージ 1000円+1ドリンク以上オーダー
定員25名
会場 <食堂 アンチヘブリンガン>千代田区猿楽町2-7-11ハマダビルヂング2階(水道橋駅徒歩5分・神保町駅徒歩10分)03-5280-6678
トーク終了後、午後8時まで、店内で引き続き飲食できます
参加希望の方はメールでご予約ください。「トークショー参加希望」と件名に記入のうえ、<ふぉっくす舎> negitet@yahoo.co.jp まで。 1.お名前 2.人数 3.お電話番号(念のため) を必ずご記載ください
和田靜香さんプロフィール:千葉県市川市生まれ、静岡県沼津市育ちの音楽評論家。音楽評論家/作詞家の湯川れい子さんのアシスタントを経て独立。ひこぽん〜和田靜香のコラム〜病院ウオッチングと洋楽こぼれ話。→http://homepage3.nifty.com/hypochon/