美味しいカンパリプラム
杉並区に提出する書類を届けに都立大の建築事務所まで。
線路沿いに歩いて10分ほどだが、半ば歩いたところに古本屋があった。「閉店のため全品半額」と入口に貼ってある。
近代ナリコ編『FOR LADIES BY LADIES―女性のエッセイ・アンソロジー』(ちくま文庫)を200円で買う。他に「いっぷく・いっぱこ古本市」http://www3.tky.3web.ne.jp/~honnoumi/event0703.html で売れそうなものを何冊か。
続けざまに二人のお客さんが「本当に全部半額なんですか?」と聞いていたが、お店の方の答え方が、つっけんどんというか、聞いているこちらが嫌になるような乱暴さ。閉店するということに忸怩たる思いがあるのかもしれないが…。
帰りに<ブックオフ 中目黒店>に寄り、伊丹由宇『有名店の賄い飯』(日経BP)を105円で買う。
帰宅後、3年ぐらい前に仕込んだ梅酒を試飲してみた。
甘いのは好きではないので、砂糖は全く入れなかった。砂糖を入れないで美味しく作るのは難しいことは、重々承知だったのだが、チャレンジしてみたのだ。結果は、あちゃー、大失敗。全く美味しくない。
どうしようか途方にくれているうちに、ソーダか何かで割ってみたらどうだろうと考えた。
トニックウォーターで割ってみると、さっきまで、まずかった酒が美味しくなったではないか。すっきりとした口当たりで、甘い酒が苦手な人は気に入りそうな味。なんとなく、カンパリの味に近いような。カンパリプラムといったところか…。
「ね、美味しいでしょ」と、誰彼構わず飲ませたい気分だ。
町山智浩・柳下毅一郎『ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判 3』(洋泉社)を読了。映画漫才シリーズも3冊目で打ち止め。それにしても『愛の流刑地』ってとんでもない小説だ。映画化したり、テレビ化したりする人の苦労は並大抵ではない。こんな小説が、「私の履歴書」の下に載っていたのか。諸星大二郎の「生命の木」が映画化されていた(そんな話を聞いたような気もするが)。あの役が神部浩とは、はまり役すぎる。映画の出来は抜きにしても、「生命の木」の映画化とあれば、見ないわけにはいかないだろう。いつかDVDで見てみよう。

ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判 3 (映画秘宝COLLECTION 37)
- 作者: 町山智浩,柳下毅一郎
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2007/02/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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★イベントをやります。多くの方の参加をお待ちしています。
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<ふぉっくす舎><食堂 アンチへブリンガン>共催
猿楽町食堂学校 1時限目
4月22日(日)午後3時30分〜5時30分(開場 午後3時)
「日本一の病院マニア」は見た! 体当たり爆笑病院放浪記 『ワガママな病人vsつかえない医者』(文春文庫PLUS)刊行記念
和田靜香バラエティ・トークショー「病気と音楽と相撲のはなし…あと農業も!」
チャージ 1000円+1ドリンク以上オーダー
定員25名
会場 <食堂 アンチヘブリンガン>千代田区猿楽町2-7-11ハマダビルヂング2階(水道橋駅徒歩5分・神保町駅徒歩10分)03-5280-6678
※トーク終了後、午後7時30分まで、店内で引き続き飲食できます
参加希望の方はメールでご予約ください。「トークショー参加希望」と件名に記入のうえ、<ふぉっくす舎> negitet@yahoo.co.jp まで。 1.お名前 2.人数 3.お電話番号(念のため) を必ずご記載ください
和田靜香さんプロフィール:千葉県市川市生まれ、静岡県沼津市育ちの音楽評論家。音楽評論家/作詞家の湯川れい子さんのアシスタントを経て独立。ひこぽん〜和田靜香のコラム〜病院ウオッチングと洋楽こぼれ話。→http://homepage3.nifty.com/hypochon/

- 作者: 和田靜香
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/02
- メディア: 文庫
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