<CHUBBY>で嬉しかったこと

昨日は、池袋の<往来座http://ouraiza.exblog.jp/ で「外市http://d.hatena.ne.jp/wamezo/ 開催。午前11時から開始だが、仕事なので、その時間には行けず。

午後4時半頃、仕事を終わらせ、バスで池袋まで。地下鉄とJRを乗り継いだほうが早いのだが、ときどきバスに乗りたくなる。

心配された雨は降らなかったものの、風が強い。そんな風もなんのその、「外市」はにぎわっていた。

店外のレジで退屈男さんhttp://taikutujin.exblog.jp/ が働いていた。<リコシェhttp://www.ricochet-books.net/ の阿部さんもいらしたので、挨拶。<リコシェ>が3月に<深川いっぷく>http://www.fukagawa-ippuku.jp/ で開催する「いっぷく・いっぱこ古本市」に参加することになったのだ。

棚を見ると、意外にいい本が売れ残っている。小野民樹『60年代が僕たちをつくった』(洋泉社)、内田樹『「おじさん」的思考』(晶文社)、平野威馬雄『伝円了』(草風社)、文藝別冊「山口瞳 江分利満氏の研究読本」(河出書房新社)、小島信夫抱擁家族』(講談社文芸文庫)、川崎長太郎『抹香町 路傍』(講談社文芸文庫)を買う。

往来座>を後にし、<サンシャインシティ>に向かう。途中、<光芳書店>の店頭均一から、『和田誠インタビューまたは対談 その二』(話の特集)を買う。

<ワールドインポートマート4階>で開催されている「第16回 サンシャインシティ大古本まつり」に初めて行き、種村季弘『食物漫遊記』(ちくま文庫)、堀井憲一郎『若者殺しの時代』(講談社現代新書)、澤地久枝『暗い暦 二・二六事件以後と武藤章』(文春文庫)、「ぱふ 1979年1月号 特集・諸星大二郎の世界』、「東京人」バックナンバー3冊 、「暮しの手帖」第1世紀のバックナンバー2冊を買う。これだけ、買っておいてなんだが、膨大な本の量の割には、買えるものが少なかったような気がする。

帰りに、<東武百貨店>地下の食品売場に寄り、念願の栃尾あぶらげを買う。魚売場では、閉店間際のため、半額になっていた鯛の刺身と鯨の刺身を買う。

帰宅後、鯛の刺身を昆布〆にして、冷蔵庫に入れてから寝る。

今日は、棚を借りているcafé<CHUBBY>http://www.chubby.bz/ で、古本を補充。

昨日、買った第1世紀の「暮しの手帖」を読みながら、コーヒーを飲んでいたら、隣の席のカップルの女性に声をかけられた。「それ、第1世紀のですよね。どこで買ったんですか?」と。

古本屋、古本市、インターネット等でも買えることを伝える。「母が「暮しの手帖」が好きで、第2世紀以降は全部あるんですよ」とのこと。松浦弥太郎編集長のリニューアルした誌面も、お互い既に読んでいたので、意見交換。

思い切って、「あの棚の本、私が売っているので、よかったら見てってください」と言ってみると、「あの本は売り物だったんですか」と言われてしまった。最近は、mixiの<CHUBBY>コミュニティに、新しい本を補充した際に、トピックを立ち上げるなどのPRをしているが、やはり、まだまだ、お客さんには、この棚は浸透していないようだ。

本好きのカップルは、じっくりと棚を見てくれて、今、売っている中で一番高い(といっても、お買い得な値段だと思う)『The Complete Adventures of Curious Georgehttp://www.amazon.co.jp/Complete-Adventures-Curious-George/dp/0618164413/ref=sr_1_25/503-4795877-8798340?ie=UTF8&s=english-books を買ってくれた。

家が近いので、ときどき来きているといっていたので、これからも棚を覗いてくれるのではないだろうか。本が売れたことも嬉しいが、本を介して、見知らぬ人とコミュニケーションがとれたことも嬉しい。

ディック・フランシス『再起』(早川書房を読了。競馬シリーズを全て読んでいるわけではないが、シッド・ハレーものは全て読んでいる。この6年ぶりの作品も含めて、はずれなし。やはり、フランシスにとっても、彼は特別なのだろう。人の心の明暗、両方を見せてくれる小説だが、ただ、面白いストーリーを読んだというだけでなく、読者を元気づけてくれる。86歳の著者だが、まだまだ、素晴らしい作品を発表してくれることを期待したい。

再起 (ハヤカワ・ノヴェルズ)

再起 (ハヤカワ・ノヴェルズ)

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★イベントをやります。多くの方の参加をお待ちしています。
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<ふぉっくす舎><食堂 アンチへブリンガン>共催
猿楽町食堂学校 1時限目
4月22日(日)午後3時30分〜5時30分(開場 午後3時)
「日本一の病院マニア」は見た! 体当たり爆笑病院放浪記 『ワガママな病人vsつかえない医者』(文春文庫PLUS)刊行記念
和田靜香バラエティ・トークショー「病気と音楽と相撲のはなし…あと農業も!」
チャージ 1000円+1ドリンク以上オーダー
定員25名
会場 <食堂 アンチヘブリンガン>千代田区猿楽町2-7-11ハマダビルヂング2階(水道橋駅徒歩5分・神保町駅徒歩10分)03-5280-6678
トーク終了後、午後7時30分まで、店内で引き続き飲食できます
参加希望の方はメールでご予約ください。「トークショー参加希望」と件名に記入のうえ、<ふぉっくす舎> negitet@yahoo.co.jp まで。 1.お名前 2.人数 3.お電話番号(念のため) を必ずご記載ください
和田靜香さんプロフィール:千葉県市川市生まれ、静岡県沼津市育ちの音楽評論家。音楽評論家/作詞家の湯川れい子さんのアシスタントを経て独立。ひこぽん〜和田靜香のコラム〜病院ウオッチングと洋楽こぼれ話。→http://homepage3.nifty.com/hypochon/