<古本女子>サミット開催

foxsya2007-02-04

炒ったごまをすり鉢ですり、卵黄、味噌、酢、サラダオイルを混ぜ、ごま味噌マヨネーズを作る。にんじん、胡瓜を切り、野菜スティックのディップにしてブランチにする。なかなかの美味。高山なおみさんhttp://www.fukuu.com/ のレシピ。

啓文堂書店 代田橋店>に阿曽山大噴火『裁判狂時代 喜劇の法廷★傍聴記』(河出文庫)がなかったので、笹塚まで歩くことにする。

<一新堂書店>http://www.sasahata.com/f024/index.html に寄り、岡茂雄『本屋風情』(中公文庫)、三遊亭円生『噺のまくら』(朝日文庫)、平松洋子『台所道具の楽しみ』(新潮社とんぼの本)を購入。買った後で、『噺のまくら』は持っていたような気がしてくる。

紀伊国屋書店 笹塚店>で『裁判狂時代』を探すが、見つからないので、店員に尋ねる。端末で調べて、在庫があることを確認のうえ、15分以上探してくれるが、見つからず、(もういいや)と思ったところで、ストッカーに大量にあるのが発見される。そのストッカーから一冊を取り、手渡してくれるが、残りのものを棚に出さない。出しちゃいけないわけでもあるのか。よくわからない。

他に、竹森俊平『経済論戦は甦る』(日経ビジネス人文庫)、佐川光晴『虹を追いかける男』(双葉文庫)を購入。

都営新宿線都営三田線で白山まで行く。白山から歩いて千駄木の<古書 ほうろう>http://www.yanesen.net/horo/ へ。途中、<やなか珈琲店 千駄木店>http://www.yanaka-coffeeten.com/ に寄り、珈琲豆(コスタリカ等)を購入。

<古書 ほうろう>にて、「第1回<古本女子>サミット」。南陀楼綾繁さんhttp://d.hatena.ne.jp/kawasusu/ の司会で、ゲストは、浅生ハルミンさん(ハルミン古書センター・東京)http://kikitodd.exblog.jp/ 、福島杏子さん(貸本喫茶ちょうちょぼっこ・大阪)http://www.geocities.co.jp/chochobocko/ 、前野久美子さん(bookcafe火星の庭・仙台)http://kaseinoniwa.com/index.html 、小西佐紀子さん、伊東琴子さん(cafe de poche・京都)さんhttp://blog.drecom.jp/cdp/ 、生野朋子さん(ふるほにすと・福岡)http://www.fullhonist.net/

会場に着くと、びっくり。聴衆の5分の4ぐらいが女性。ぽつんと座っていた退屈男さんhttp://taikutujin.exblog.jp/ と、<古書現世>の向井さんhttp://d.hatena.ne.jp/sedoro/ も、何か落ちつかなさげなのは気のせいか。

棚を眺めていた岡崎武志さんhttp://d.hatena.ne.jp/okatake/ も「女の子ばっかりやね。すごいね」と。女の子はアリーナ席(?)に固まって座り、端っこが男子席。棚を眺めていると『荒川洋治ブック』という本が目に留まる。表紙に、見覚えがあるタッチのイラストが。岡崎さんに「この本、岡崎さんのイラストなんですね」と聞くと、「そう。師匠のために頑張った」とのこと。岡崎さんが「鳩よ!」に連載していた荒川さんが主人公の4コマ漫画も載っている。

というわけで、この彼方社編集『荒川洋治ブック』(彼方社)を購入。他に『モダン古書案内』(マーブルトロン)、里見紝秋日和』(角川書店)、磯田和一『書斎曼荼羅 本と闘う人々1』(東京創元社)、「ユリイカ 2003年7月号 特集*高野文子」も。

「サミット」は、午後6時半から、各自の活動内容の紹介を中心に進められ、終了したのは予定を1時間ぐらいオーバーした10時前。本に関わるいろいろな企画を行なっている「古本女子」の話を聞いていると、こちらにも何だか、その元気が伝染したようで、やる気がわいてくる。café<CHUBBY>http://www.chubby.bz/ での、古本販売以外にも、今年は何かイベントをやってみようという気になる。

岡崎さんの「ちくま」http://www.chikumashobo.co.jp/pr_chikuma/0702/ の連載で、興味を持っていたが、前野さんのバイタリティを直接、感じることができ、<bookcafe火星の庭>というお店に俄然、興味が出てくる。近いうちに仙台に行こう。前野さんは「夢想ですが」とことわりを入れて、ユーモアたっぷりに、これからやってみたいことを語っていたが、いくつかは、実現可能と考えられるものもあった。

生野さんが関わっている「ブックオカ」は、今年も開催されるようなので、その時期に福岡にも行く予定を立てたい。

最後に、いつも手元に置いておきたい一冊の本がゲストの皆さんから発表されたが、それぞれ、その人の個性を現したようなセレクトで、センスもいいものばかり。

<古本女子>のパワーを感じ、その魅力の虜になった3時間半だった。それにしても、本当に女性が多かった。企画によっては、こういった若い女性層を古本業界は取り込めるのだ。第1回ということなので、定期的に第2回以降も開かれることを期待したい。

打ち上げにも参加したかったが、明日が仕事上、重要な日なので、自重してまっすぐ帰る。

帰宅後、やかんに番茶、生姜の皮、シナモンスティックを入れて煮出し、和風ハーブティーを作り、飲む。これも高山なおみさんのレシピ。

阿曽山大噴火『裁判狂時代 喜劇の法廷★傍聴記』(河出文庫)を読了。TBSラジオ「ストリーム」の「コラムの花道」への著者の月1回の登場をいつも楽しんでいる(ポッドキャスティングで)。本で読むより、話を聞いているほうが面白いような気がするのは、やはり芸人だけに話芸が達者なのか…なんて思いながら、読み進めていると、地方の裁判所の傍聴記から俄然、面白くなってきた。都会と地方の裁判所の温度差、あまりにも大きすぎないか。