「すぎ丸」に乗って

昨日は、仕事後、職場の近所に住む新婚の後輩夫婦と飲む。最初、白山の焼き鳥屋さんの<八巻>に行こうと思ったのだが、開店前だったので、ひとまず近くの<岩船>へ。本や映画の話などで、盛り上がり、その後、<八巻>で美味しい焼き鳥を食べて解散。

店を出たところで、職場の顧問の公認会計士の先生と偶然出会う。実は、この先生とは自宅が同じ町内。タクシーに押しこめられ、自宅近くの<浜鮨>で一献。

今日は、午前中に、<古本 うさぎ書林>さんhttp://www.miyukisha.co.jp/huruhontop.html から注文本が届く。今更ながら小津安二郎の映画にはまっていて、小津に関する本を注文したのだ。

小津安二郎の芸術(朝日選書)全2冊揃」「映画論叢10 生誕百年も過ぎたから、小津の話でもしよう」「監督小津安二郎」「キネマ旬報1993年9月下旬1114号 小津安二郎生誕90年」「監督小津安二郎入門 40のQ&A」「東京人2003年10月号 特集=生誕100年記念 今こそ明かす小津安二郎 汲めど尽きぬ映画の泉」等が届いた。

恵文社 一乗寺店>http://www.keibunsha-books.com/ からブックパッカーhttp://www.keibunsha-books.com/misc/index_dok.html も同時に届く。これは肩からぶら下げられるブックカバー。衝動買い。

今夜は、<古本酒場 コクテイルhttp://koenji-cocktail.com/ で<漫画屋>の塩山さんのトーク

浜田山の<パラディ>http://www.hamadayama.ne.jp/html/paradis/index.html に寄る。「小津安二郎茅ヶ崎館」」「東京人1997年9月号 特集=小津安二郎 汲めど尽きぬ映画の泉」等、小津本を買う。

ここは、いい品揃えの綺麗なお店。古本好きの間で、もっと話題になっていいお店だと思う。近くに住む川本三郎さんもお気に入りらしい。近くに<ブックオフ 浜田山店>もあるし、住宅街を縫って走る、中央線の阿佐ヶ谷との間を結ぶコミュニティバスすぎ丸」(『散歩もの』にも登場)も通っているし、未訪の方は是非どうぞ。

その「すぎ丸」で阿佐ヶ谷へ行き、高円寺まで。トーク開始前に塩山さんから、編集しているエロ漫画誌「MESSI」をいただく(このMESSIって、やっぱり滅私奉公の滅私なんだろうな)。

南陀楼綾繁さんhttp://d.hatena.ne.jp/kawasusu/ 相手の塩山さんの話は、充分面白かったのだが、メインとなると、自分がゲストのときとは勝手が違うらしく「次回は、もうなしかな」と随分、意気消沈。トーク終了後、<オヨヨ書林http://www.oyoyoshorin.com/cgi-bin/search.cgi?file=A.9000 の山崎さんが「やっぱり僕がいないとね…」とぼそっとつぶやいていたのがおかしかった。

トーク終了後に、退屈男さんhttp://taikutujin.exblog.jp/ と東川端さんhttp://d.hatena.ne.jp/thigasikawabata/ と大いに歓談す。この二人に、とりさんhttp://d.hatena.ne.jp/tori810/ を加えれば、古本ブログ界のメガネ美男子ユニットでも作れそう。

東川端さんからは「negiさんのブログ、褒めすぎですよ。特に『新宿鮫』の新しい奴」と言われ、それに対して、退屈男さんから「negiさん、晩鮭亭さんhttp://d.hatena.ne.jp/vanjacketei/ の ブログは、本当に紳士的ですからね」と褒め(?)られる。

酒の肴は、退屈男さんがプリントアウトしてくれた「ぼくの100円本リスト」http://taikutujin.exblog.jp/i5 だったが、こうして紙ベースで見ると、圧巻。100円でいいものをたくさん買っていて、羨ましい(それだけ、小まめに古本屋を歩いているということ)。

楽しい夜は更けるのが早い。帰りに<高円寺文庫センターhttp://kouenjishorin.jugem.jp/ で、森達也日本国憲法』(太田出版)を購入。

http://www.chubby.bz/# に寄り、借りている棚に古本を補充

帰宅後、話題の書店員検定3級http://blogs.yahoo.co.jp/chakichaki2007 をネットで受験(?)。29点也。まあまあかな。本当の書店員じゃないと答えられない(資格検定の受付等)問題が何問かあり。

杉浦由美子腐女子化する世界 東池袋のオタク女子たち』(中公新書ラクレを読了。オタクややおいだけでない、幅広い現代女性論になっている。うなづける鋭い考察半分、眉につばつけたくなるような考察半分といったところ。どう読んだか、女性に聞いてみたい。周囲にオタク女子が全くいない。隠れているだけなのだろうか。ふと、気づいたのだが、もしかしたらラクレを読んだのは初めてかもしれない。