「諸君!」をコピー

昼食を職場の食堂で食べずに、外へ出た。白山上交差点にある中華料理屋<兆徳>。店構えは綺麗とは言えないが(あえて言えば汚い)、味は最高。近くの方は騙されたと思って入ってみることを薦める。麺類よりは、餃子、シュウマイ、春巻、酢豚、砂肝黒胡椒炒め、トマトと玉子の炒め物みたいな、おかずにもお酒のつまみにもなるような料理が特に美味。夜は11時半まで営業しているが、いつも混雑している。料理好きの人には、本場・中国の料理人の豪快な鍋さばきも目に愉しい。

後から、うちの職場の違う部署の後輩が4人入って来る。土曜日なので、彼らはこのまま直帰できるみたいで、羨ましい。帰り際、餃子を一皿奢ってあげる。

まっすぐ職場まで帰らず、水道橋・猿楽町の<食堂 アンチヘブリンガン>のマスター・Oさんに頼まれていた「モツ煮狂い」を買いに、千駄木まで歩き、<古書ほうろう>http://www.yanesen.net/horo/ に寄る。

臨時出店中の<古本すなめり>から洲之内徹『気まぐれ美術館』(新潮文庫)、稲垣浩『ひげとちょんまげ 生きている映画史』(中公文庫)、細野晴臣『レコード・プロデューサーはスーパーマンをめざす』(徳間文庫)を買い、<ほうろう>の棚から荻原魚雷編『吉行淳之介エッセイコレクション1 紳士』(ちくま文庫)を買う。

今日まで気付かなかったが、「諸君!」に掲載された池谷伊佐夫氏が描いたお店の俯瞰イラストのコピーが飾ってあった。<古書 ほうろう>の4人も登場しているが、特徴がきちんと描かれている。

猛烈に、このイラストのコピーが欲しくなり、職場に戻る途中、図書館に寄り、「諸君!」からコピーをとる。<古書ほうろう>のお隣は<オヨヨ書林http://www.oyoyoshorin.com/cgi-bin/search.cgi?file=A.9000

他の号も見ると、<追分コロニー>http://www11.plala.or.jp/colony/index.html や<古書 往来座http://ouraiza.exblog.jp/ も載っていたので、これもコピー。時間があるときに、連載の第1回から追っかけてみよう。

午後7時に仕事を終え、帰宅。土曜日に5時過ぎに働くのは、すごく疲れる。やっぱり、<東京堂書店>で行なわれた南陀楼さんhttp://d.hatena.ne.jp/kawasusu/ と向井さんhttp://d.hatena.ne.jp/sedoro/トークショー「路上派古本宣言! 〜古本屋のある街で〜」には行けなかった。仕事が早く終われば、是非、行きたかったのだが、残念。

職場のそばの古本屋の均一棚で、川本三郎『今日はお墓参り』(平凡社)、開高健『裸の王様・逃亡記』(角川文庫)を買う。読みたかった『今日はお墓参り』が105円で買えるなんてラッキー。開高健の角川文庫の石岡瑛子の装丁は美しい。

代田橋の<シャンシャン>に寄り、お刺身で夕食。

田中啓文『ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺』(集英社文庫を読了。著者はホラー作家というイメージだったが、上方落語界を舞台にした、この楽しいミステリーは肩肘張らず読める傑作。続編も出ているので、読んでみたいが、文庫化まで待つか…待てるか。

笑酔亭梅寿謎解噺 1 ハナシがちがう! (集英社文庫)

笑酔亭梅寿謎解噺 1 ハナシがちがう! (集英社文庫)