ワセダで熊と見つめあう

foxsya2006-11-10

仕事を6時で切り上げ、早稲田へ向かう。

7時から、早稲田大の大隈会館でファシリティ・マネジメントの勉強会。どうも早稲田駅周辺は人の方向感覚に狂いを生じさせる場所のような気がする。単に自分が方向音痴なだけかもしれないが、いつも目指す建物に着くまでがすごく不安。

古本屋に寄る時間がないのが残念だが、何とか目指す大隈会館に到着。隣の大隈講堂は改修工事中のようだ。大隈会館に入ると、ときどき早稲田大関係の印刷物などで見かける大きな熊が立っている。案内によると、<ワセダ・ベアー>というらしい。

勉強会を終え、近くの焼肉屋で打ち上げ。値段の割にはすごいボリューム。しかも美味しい。学割価格らしいが、誰でも申し出れば学割になるらしい。また来たい。

平日に休みが取れた日に、早稲田の古書店街を廻り、その日の収穫を確かめながら、生ビールと焼肉。なんてことを夢想する。

南陀楼綾繁『路上派遊書日記』(右門書院)を読了。中味にぴったりのタイトル(タイトルを考えるのは大変だったんじゃないだろうか)。サイトで一度読んでいるはずなのに、面白く読めた。それにしてもすごいボリュームで、一気に読むのがもったいない気持もあったのか、毎日ちびりちびりと就寝前のベッドで読んだ。詳細な注にも感謝。知っているふりをしていたけれど、疑問が解消したことがいくつかあった。私も「一箱古本市」と「一部屋古本市」のところに登場。ブルーがかった本文のインクの色がとてもいい。南陀楼さんのフットワークのよさを少しは見習いたいと今更ながら思う。「遊書日記」が年に一回出ると楽しいのだが。

路上派遊書日記

路上派遊書日記