10円まんじゅう

仕事の帰りに、<古書 ほうろう>http://www.yanesen.net/horo/ と<往来堂書店>http://www.ohraido.com/index_n.cgi に寄る。

<古書 ほうろう>では、臨時開店中 http://d.hatena.ne.jp/koshohoro/20061027 の<古本 すなめり>の箱から色川武大『唄えば天国 ジャズソング』(ちくま文庫)、小島信夫抱擁家族』(講談社文芸文庫)を買う。他にもいい本がたくさんあった。「秋の一箱古本市」で<古書 ほうろう>さんの心を捉えたのもよくわかる一箱。

他に日垣隆『知的ストレッチ入門 すいすい読める 書ける アイディアが出る』(大和書房)、嵐山光三郎『料理ノ御稽古』(光文社文庫)、「谷根千 85号」を買う。

よみせ通りhttp://www.aurora.dti.ne.jp/~ssaton/taitou-imamukasi/yanaka-yomise.htm を通って、<往来堂書店>に向かう。途中、<福丸饅頭>http://www.ntv.co.jp/burari/060401/info03.html に寄って、母の好物なので、10円まんじゅうを買う。名前のとおり、1ヶ10円の激安まんじゅう。40ヶ買っても420円也。

往来堂書店>では、エイミー・B・グリーンフィールド『完璧な赤 「欲望の色」をめぐる帝国と密偵と大航海の物語』(早川書房)、金子光晴『絶望の精神史』(講談社文芸文庫)、久世番子暴れん坊本屋さん 3巻』(新書館)、「小説すばる11月号」、「男の隠れ家 12月号」を買う。店長の笈入さんhttp://d.hatena.ne.jp/oiri/ に尋ねるも坪内祐三『酒日記』(マガジンハウス)は、入荷していないようだった。

小説すばる」は、友人の片野ゆかhttp://www.marugoto-world.com/yuka/ がエッセイを書いているため、「男の隠れ家」は、書斎と本の特集のため買った。

帰りの電車で『暴れん坊本屋さん 3巻』を読む。面白い。この巻で終わりなのが残念。続いて読んだ「男の隠れ家」には不満。著名人がお薦めの本をあげる特集が面白くない。人選が自分の好みとずれてるのが原因だろう。「男の隠れ家」のこの手の特集は、いつも「もう買うまい」と思っているのに、また買ってしまった。

ヴィカス・スワラップ『ぼくと1ルピーの神様』(ランダムハウス講談社を読了。よくできた小説で、ページをめくる手が止まらず一気に読んだ。良質なエンターテインメントであると同時にインド社会のいろいろな面を見せてくれる社会派の部分もある。映画化も決まっているようで、脚本がしっかりできれば、いい映画になり得るだろうが、小説だけで満足というのが正直な気持。

ぼくと1ルピーの神様

ぼくと1ルピーの神様