コピーのような一日

昨日、今日と、全く同じコピーのような一日。

昨日も今日も朝9時から夜9時まで、ひたすら印鑑押印。一体、何回押したのか、合わせて1,000回ぐらい?

10時に笹塚のスポーツジム到着。これも同じ。

ジムでチャレンジした内容は少し違う。

昨日は、スタジオで「コンバット45」という格闘技系のエクササイズ45分間に挑戦する。その後、マシンを使ったスロートレーニング10回×5セット、サイクル20分。

今日は、サイクル30分、マシンを使ったスロートレーニング10回×5、ランニング20分、スロートレーニング10回×5。

調子が出てきたので、もう少しやりたがったが、11時半にトレーニングを終了。風呂に入って汗を流し、家まで、20分ほど、てくてく歩いて帰ったのも同じ。

昨日は、歩きながら、古今亭志ん朝朗読の「鬼平犯科帳」を聞いた。「本所・桜屋敷」で、岸井左馬之助と再会する辺りで家に着く。

今日は、「ストリーム」の町山智浩の「コラムの花道」を聞きながら。アーミッシュの学校を襲った悲惨な銃乱射事件を手がかりに、アーミッシュを扱ったドキュメント映画の話。アーミッシュといえば、ハリソン・フォード主演の「刑事ジョン・ブック 目撃者」を思い出す。好きな映画で、廉価版のビデオを買ったこともある。

町山智浩の「コラムの花道」では、アメリカで公開されたドキュメント映画に触れられることが多いが、それらは日本では全く陽の目を見ない。もう少し日本で見られるようにならないものだろうか。劇場公開は無理でも、せめてDVDで。

あえて、無抵抗主義のアーミッシュを襲った乱射事件はショックだった。ショックといえば、今、読んでいる奥野修司『心にナイフをしのばせて』(文藝春秋)もショッキングな内容。こんなことが世の中にあるのか…理不尽。

斉藤健次『まぐろ土佐船』(小学館を読了。東京に住む青年(著者)が一念発起、まぐろ漁船で働きたいと土佐へ行く。1年半、料理の腕を磨き、コック長としてまぐろ漁船に乗り込む。そこは想像を絶した厳しい職場だった。まさに死の危険と隣り合わせの世界、報酬的にも決して恵まれているわけではない。そんな状況で、男たちはなぜまぐろ漁船に乗り込むのか。家族と離れ、港を出て足掛け4年(1,770日)にも及ぶ、過酷なまぐろ漁の世界を描いたノンフィクション。まぐろ資源の状況は、この本で描かれているものより、刻一刻と悪化している。日本人の大好物、まぐろはどうなってしまうのだろう。この本を漫画化したものが、青柳祐介の絶筆だったと思う。未読の『土佐の一本釣り』を読みたくなった。漫画喫茶にあるだろうか。

まぐろ土佐船 (小学館文庫)

まぐろ土佐船 (小学館文庫)