昼休みにタクシーで神宮へ
青山学院3日目。
渋谷から青学まで歩いていると昔のことをふと思い出した。最近のことは憶えてないのに昔のことはよく憶えている。
現役のときに青学の英文を受けた。そのときは、大学で英語を勉強するという強い思いがあり、上智と青学を受け、箸にも棒にもひっかからなかった(翌年、大学で英語を勉強するなんていう思いは雲散霧消していたが)。当時の受験は3教科きっちりで、日本史の偏差値42なんて有様で受かるわけがない。
試験の前日、下見に行ったとき、この道を歩いていた光景がよみがえってきたのだ。このときは、スペンサー・シリーズの『THE JUDAS GOAT』を読みながら歩いていた。『ユダの山羊』のペーパーバック版。この半年ぐらい前から、英語の勉強を兼ねて、ミステリーやSFのペーパーバックを読み出したのだ。ちなみに初めて読んだペーパーバックは、ライアルの『MIDNIGHT PLUS ONE』、2冊目はアジモフの『NAKED SUN』、『THE JUDAS GOAT』は3冊目だったと思う。意味がわからない単語は辞書は引かずにとばしていたが、この読み方で間違っていなかったと思う。
- 作者: Robert B. Parker
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- 発売日: 1992/06/01
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午前中の勉強が終わり、昼休み。弁当をもらい、タクシーで神宮球場に向かい、大学野球観戦。スタンドで、学生時代の先輩に会う。バッグネット裏にはプロ野球のスカウトたちが陣取っている。選手として活躍していた人も多いので、ドラゴンズの仁村徹さんなど知った顔が何人もいる。先輩と野球の話をいろいろしながら観戦。40分があっという間に過ぎ、タクシーで青学まで戻る。
午後の勉強が終わり、職場の後輩2人を連れ、渋谷に飲みに。渋谷は落ち着かなくて嫌いだが、マークシティ方面の井の頭線入口近くの焼き鳥屋街だけは落ち着く。近くの<啓文堂書店>で本を買い、ビールと焼き鳥で読書というのが、渋谷方面に用があるときの過ごし方。
焼き鳥を堪能し、井の頭線で帰路につく。
江弘毅『「街的」ということ お好み焼き屋は街の学校だ』(講談社現代新書)を読了。著者が編集長を務めていた『Meets Regional』という関西の地域誌の存在は知らなかった。この本を読むと、その頃の『Meets Regional』が読みたくなる。東京だとなかなか難しいだろうか。
「街的」ということ――お好み焼き屋は街の学校だ (講談社現代新書)
- 作者: 江弘毅
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/08/18
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