モツ鍋と猫手

青山学院でのお勉強2日目。

隣の青学会館には結婚式で何度か来たことがあるのだが、キャンパスでじっくり過ごすことはなかったので、意外と緑が多いのには少し驚いた。しかも樹齢を重ねたしっかりと根付いた巨木が多い。早目に着いたので巨木の陰のベンチで読書。猫が数匹散歩していて心が和む。

お勉強が終わってから近くのモツ鍋屋で飲む。仕事の関係者と「週刊 東洋経済」の女性記者と。「東洋経済」は経済書のベストを毎年、発表していて、それには注目していて、その中から読んだりするという話をすると、記者の方が「何週か前に、ビジネスや経済書の特集をやったので、その号を送ります」と言ってくれる。ラッキー。

お店のアルバイトの女の子が可愛い子。大学生だろう。席が一緒の職場の先輩がしきりに「話しかけろ」と言うが、断固拒否。「そいうところがお前は駄目なんだ」と言い、「今、見本を見せてやる」と女の子を呼ぶ。

「すいません。俺、猫舌ならぬ猫手(ねこて)でモツ鍋がよそえないんで、よそってくれる〜」などとのたまい、それをきっかけに女の子に質問攻撃。

「お前は駄目なんだ」と言われても、絶対に「猫手」なんてことは言いたくない。モツ鍋は美味。

鴻巣友季子『明治大正翻訳ワンダーランド』(新潮新書を読了。この時代の大胆な翻案は、著作権の確立した現在はありえないだろうが、魅力を感じるのは事実だ。だからといって、シェルダンの「超訳」のような、せこい(?)翻案(?)はどうかと思うが。

明治大正 翻訳ワンダーランド (新潮新書)

明治大正 翻訳ワンダーランド (新潮新書)