わかる気がする

仕事で、公認会計士の先生と話していると、手元にカバーのかかった新書サイズの本があったので、何を読んでいるのか聞いてみた。この先生は、デリバティブ取引という、私には全く理解できない難しいものを専門にしている人。その本は、意外にも、ヘルベルト・プルチョウ『江戸の旅日記 「徳川啓蒙期」の博物学者たち』(集英社新書)だった。「日経の書評に載っていて、面白そうだったんですよ」と言いながら、本に挟んでいた日経の書評の切り抜きを読ませてくれる。確かに面白そう。

「決算期で忙しいときは、経営だとか会計の本はまったく読みたくなくなるんですよね」とのこと。わかる気がする。

島田裕巳創価学会」(新潮新書を読了。日本人の7人に1人(本書から)が属し、公明党として、政権の一翼を担っているこの宗教のこと、一体、どんな宗教で、何を目標にしているのか、きちんと把握している人は少ないのではないか。私も批判的に思っていたものの、実は何も知らなかった。このコンパクトにまとめられた“入門書”によって、知ることができた。

創価学会 (新潮新書)

創価学会 (新潮新書)