わかる気がする
仕事で、公認会計士の先生と話していると、手元にカバーのかかった新書サイズの本があったので、何を読んでいるのか聞いてみた。この先生は、デリバティブ取引という、私には全く理解できない難しいものを専門にしている人。その本は、意外にも、ヘルベルト・プルチョウ『江戸の旅日記 「徳川啓蒙期」の博物学者たち』(集英社新書)だった。「日経の書評に載っていて、面白そうだったんですよ」と言いながら、本に挟んでいた日経の書評の切り抜きを読ませてくれる。確かに面白そう。
「決算期で忙しいときは、経営だとか会計の本はまったく読みたくなくなるんですよね」とのこと。わかる気がする。
島田裕巳「創価学会」(新潮新書)を読了。日本人の7人に1人(本書から)が属し、公明党として、政権の一翼を担っているこの宗教のこと、一体、どんな宗教で、何を目標にしているのか、きちんと把握している人は少ないのではないか。私も批判的に思っていたものの、実は何も知らなかった。このコンパクトにまとめられた“入門書”によって、知ることができた。
- 作者: 島田裕巳
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/06/01
- メディア: 新書
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