バリカン持って、髪の毛を刈りに行きたい!

久しぶりの土曜休み。CATVの日本テレビ系列のCS局で、箱根駅伝の予選会の生中継を見る。上位9校が、お正月の本選に出場できる。1〜6位は単純に早い順なのだが、7位〜9位には「インカレポイント」という要素が加わる。これは、箱根駅伝にばかり力を入れる大学が増えてきたのを苦々しく思っている、関東学連が何年か前から導入したルールで、5月に行われたインカレの、短距離走や、幅跳びや、高飛びなどの競技のポイントを、箱根駅伝予選の成績に加味するという、何とも解せないルール。

今回も「犠牲者」が出た。本来なら出場できた成績の拓殖大学が、このルールにより予選落ち。国士館大が大幅にタイムがよくなり、出場決定。アナウンサーは、国士館大の出場に「陸上部員全員でつかんだ予選突破です」とコメント。うまいこというなあとは思いつつも、「何だかなあ」というやりきれない気持も拭いきれない。少なくとも、一年間一生懸命練習して、本来なら予選突破の成績を出した、拓殖大の駅伝部員に罪はない。

夜は、日本シリーズ第1戦をテレビ観戦。ロッテの勢いはすごい。正直、井川には期待していなかったが、シーズンと同じく、ピリッとしない出来。バリカンを持って、髪の毛を刈りに行きたくなった。本人は、来年は阪神で野球をやるつもりはないんだろうなあ。

逢坂剛『しのびよる月』(集英社文庫を読了。神保町を舞台にした、軽いタッチの連作ミステリー。知っている場所が、たくさん出てくる。

しのびよる月 (集英社文庫)

しのびよる月 (集英社文庫)