「一部屋古本市」にてお買い得

南陀楼綾繁さんhttp://d.hatena.ne.jp/kawasusu/の「一部屋古本市」にお邪魔する。どういうものかというのは、南陀楼さんのページを参照してくれると嬉しい。http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20050917

不忍ブックストリート>の地図に、南陀楼さんからの場所の案内を書き込んで、会場に向かったが、迷ってしまう。そこへ、プリントアウトしたメールのようなものを手に、道を歩いている人を見かけたので、声をかけると、本日のメンバーの、とりさんhttp://d.hatena.ne.jp/tori810/だった。一緒に会場に向かう。自分が思っていた方向と違ったので、とりさんと出会わなかったら、なかなか着けなかっただろう。感謝。

会場には、既に、トンブリン2号さんhttp://imaginarybeings.com/tomblin/、四谷書房さんhttp://yotsuya.exblog.jp/が来ていた。台の上に古本が置かれ、上に布がかぶされている。布を外して、古本市スタート。スタートと同時に、森さんhttp://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Library/1959/がやってきた。

30分ほどかけて、次の本を選ぶ。

ヘンリー・ペトロスキー『本棚の歴史』(白水社)1,000円
○刊行時に欲しかった本。この値段で買えて嬉しい。
遠藤諭『計算機屋かく戦えり』(アスキー出版局)1,000円
○日本のコンピューターの開発に関わった人へのインタビュー集。「開発もの」は好きなので。大部で読みごたえがありそう。
松本正彦『たばこ屋の娘 70年代短編傑作選』(ひよこ書房)300円
○この漫画家は知らなかった。ぱらぱらめくってみると面白そう。貸本出身の人のようだ。
小森収インタビュー集『はじめて話すけど』(フリースタイル)500円
○小森さんは、私を小林信彦という作家に出会わせてくれた人。「本の雑誌」の書評で、『極東セレナーデ』だったと思う。インタビューのメンバー(各務三郎皆川博子三谷幸喜法月綸太郎、松岡和子、石上三登志和田誠)も素晴らしい。「皆川博子になるための136冊」リストも楽しい。
松平誠『駄菓子屋横丁の昭和史』(小学館)500円
○これは、かなり新しい本。日暮里の駄菓子問屋に何回か足を運んだことのあるので、気になる内容。
松本重治『上海時代 ジャーナリストの回想 <上中下>』(中公文庫)500円
○今、この時代の人の日記に興味がある。
秋山正美『ロング・ロングセラーズ 半世紀を生きぬいた本の魅力』(教養文庫)100円
○本についての本だから買い。<ブックオフ>などで、あまり見かけない。

いい本が安く買えて大満足。その後、caféの<NOMAD>に移動し、南陀楼さんのコレクションを展示している「チェコマッチラベル展」を、南陀楼さんの解説により見学する。お茶を飲みながら、南陀楼さんの、さまざまなコレクションを見せてもらいながら、本の四方山話。ここで、とりさんが、何日か前に、<ハートランド>の私の棚からお買い上げいただいたことが判明。有難い。

南陀楼さんが、「レモンクラブ」に連載している書評をまとめたスクラップを見せてもらうが、面白い。ご本人にも、その思いはあるようだが、どこかでまとめて出版されないものだろうか。塩山編集長による突っ込みのようなキャプション?の遠慮ない「でたらめ」ぶりも面白い。この面白さは、見てもらわないとわからない。

帰りに、<ブックオフ 千駄木店>に寄り、小川一水第六大陸 2』(ハヤカワ文庫)105円を買う。1巻は、自分の部屋のどこかにあるが、最近見かけない。

<古書 ほうろう>http://www.yanesen.net/horo/では、「日日録」http://www.yanesen.net/diary/horo/2005/08/24/でおすすめだったCD、加藤千晶の「おせっかいカレンダー」2,520円を買う。http://donutfilms.jp/chiaki/3rdalbum.shtml

往来堂書店>では、矢野直美『おんなひとり鉄道旅』(小学館)1,575円、北尾トロ『気分はもう裁判長』(理論社)1,260円を買う。『おんなひとり鉄道旅』は写真も、素晴らしく、読んだら、きっと鉄道旅に行きたくなってしまうだろう。

※少し寒くなったせいか、風邪をこじらせてしまい、ブログの更新が全くできませんでした。「一部屋古本市」に招いてくれた南陀楼さんおよび読者の皆様、申し訳ありません。まだ、完全には治っていませんが、少しづつペースを取り戻していくつもりです。