思わず、にやにや 抱腹絶倒!!の青春記
ブログ更新滞り中。8/7(日)から8/10(水)の分はまとめて、記入。
高野秀行『ワセダ三畳青春記』(集英社文庫)を読了。抱腹絶倒の面白さ。読みながら、何度、にやにやしてしまったことか。三畳で家賃12,000円のぼろアパートを舞台にした、愉快な面々の、とんでもない行動と人間関係。ほろ苦いラストも含めて、著者22歳から33歳までの青春の記録。楽しい本が読みたい人に文句なくお薦めできる。
- 作者: 高野秀行
- 出版社/メーカー: 集英社
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8/6(土)までに読了して、ブログに漏れていた本が2冊あった。岡留安則『『噂の真相』25年戦記』(集英社新書)と吉村昭『旅行鞄のなか』(文春文庫)。
- 作者: 岡留安則
- 出版社/メーカー: 集英社
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- 作者: 吉村昭
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前者は、そのスキャンダリズムに立脚した誌面方針の理由が、『社会正義』という大義名分にあると、強調しすぎているような気がして、少し引っかかった。もちろん、大部分がそういう『志』をもとにしていたとしても、あの雑誌の面白さはそれだけじゃなかっただろう。もともと、制作費を安くするために採用した、あの特有のザラ紙が、後年、手に入れにくく高価になっていたという。それでも、もちろん、雑誌のカラーに合わせるため、休刊まで、あの紙を使い続けた。
後者は、寝転がって読めない、居住まいを正して読まなければと思わせる随筆集。あえて、エッセイではなく随筆といいたい。小説と同じく凛とした世界が味わえる。
DVDで、モーガン・スパーロック監督『スーパーサイズ・ミー』を見る。エリック・シュローサー『ファストフードが世界を食いつくす』(草思社)を読んだときにも、印象的だったが、ファストフード企業の教育現場への関わりぶりには驚かされる。『スーパーサイズ・ミー』を見て、ファストフードの現況について興味を持った人には、読んで欲しい。ファストフードを食べるのは年に2.3回ぐらいだけれど、これって少なすぎるのかな。
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古本では、笹塚の<一新堂書店>と<ブックオフ 方南町店>に行った。
<一新堂書店>http://www.sasahata.com/f024/index.htmlでは、開高健監修『洋酒天国2 傑作エッセイ・コントの巻』『洋酒天国3 ウイスキーここにありの巻』(新潮文庫)各250円を買う。この店は、腕にタトゥーがあるような(シールか)息子さんが手伝い出してから、お店と品揃えがどんどん洗練されてきている。それでいて、高齢のおばあちゃんもまだお店に出るのも嬉しい。
<ブックオフ 方南町店>では、伊丹十三『ヨーロッパ退屈日記』(文春文庫)105円、齋藤健次『まぐろ土佐船』(小学館)105円を買う。
新刊書は、笹塚の<紀伊国屋書店>と<啓文堂書店>で、以下の新書を買う。上原善広『被差別の食卓』(新潮新書)714円、多川精一『焼跡のグラフィズム 「FRONT」から「週刊サンニュース」へ』(平凡社新書)756円、佐藤卓己『言論統制 情報官・鈴木庫三と教育の国防国家』(中公新書)1,029円、高橋哲哉『靖国問題』(ちくま新書)756円、鄭銀淑『韓国の「昭和」を歩く』(祥伝社新書)840円、野村祐三『漁師だけが食べている直伝浜料理』(青春新書)735円。
ネットで、マイク・レズニック『サンディアゴ(上下)』創元推理文庫、谷山浩子『サヨナラおもちゃ箱』(サンリオ)、梅田晴夫『万年筆』(平凡社カラー新書)、エバンス『カム・オン マッケンロー!』(講談社文庫)、小林信彦『ちはやふる奥の細道』(新潮文庫)、『学研自動車百科 1970年版 ミニカー総合百科』(学習研究社)、ダグラス・アダムス『宇宙クリケット大戦争』(新潮文庫)、伴田良輔『女の都 ウィルヘルム・リヒャルト博士の性的冒険』(河出文庫)が売れた。