地震のとき古本屋は・・・

6時起床。

電車で、石田千『月と菓子パン』(晶文社)を読む。

職場に入っている生協が、定期購読している「キネマ旬報 8月上旬号」820円を持ってくる。そういえば、「本の雑誌」「『日本古書通信」といったところは書き忘れていたかも。

今日は夜に飲み会があったのだが、急な仕事が入り、かなり遅い時間に合流した。あっという間に終電の時間は過ぎていた。明日も仕事があるので、後輩と、巣鴨のカプセルホテルに泊まる。カプセルのロールスクリーンを閉めないで、背中一面に絵が描いてある人が寝ていた。こういう人は宿泊できないと書いてあるのだが…。

カプセルの中で、『月と菓子パン』を読む。

↑2005/7/22

6時にカプセルで起床。ここがどこなのか、思い出すのにしばしの時間が必要だった。職場まで20分ほど歩く。

思ったより早く、昨日、やりかけの仕事が終わり、土曜日なので、午後には帰る。

帰りの電車で『月と菓子パン』を読む。

代田橋の<啓文堂書店>をのぞく。新刊で買いそうになった本が、何冊かあったが、未読の本の山を思い浮かべ、我慢する。我慢のご褒美(?)というわけではないが、漫画を2冊買う。ひぐちアサおおきく振りかぶって 4巻』(アフタヌーンKC)530円、三田紀房ドラゴン桜 9巻』(モーニングKC)530円。

家に帰り、風呂で、買った2冊の漫画を読む。

風呂をあがって、少ししたら、地震が起こる。大きな揺れに、大震災かと思い、とりあえず家具類の下敷きにならないよう外に出る。おさまって、家に戻ると、特に倒れている物などはないが、自分の部屋の本の山が2つほど崩れていた。

ハートランド>に補充する本の準備をして、自転車で西荻に行く。途中、荻窪の<ささま書店>に寄り、鷺沢萠『ウェルカム・ホーム』(新潮社)105円を買う。西荻に着くと、タクシー乗り場は長蛇の列だった。

今日、<ハートランド>に補充したのは以下の通り。

島尾敏雄『日の移ろい』(中央公論社)800円
野坂昭如エロ事師たち』(講談社)800円
歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』(文藝春秋)800円
『群像 日本の作家 井伏鱒二』(小学館)800円
平野恵理子『山の温泉へ行こう』(東京書籍)800円
冬門稔弐他『香港電影城』(小学館)700円
矢作俊彦『スズキさんの休息と遍歴』(新潮文庫)300円
宮城まり子編『としみつ』(講談社文庫)600円
アーシュラ・K・ル・グィン『ロカノンの世界』(ハヤカワ文庫)400円
高橋和巳『堕落』(講談社文芸文庫)400円

ハートランド>の斎木さんと地震の話をすると、『あれぐらいの地震までは、棚の食器類が落ちないことが確認できました』とのこと。このお店は、高く本を積んでいるようなことはないので、大丈夫だが、本の山の<スコブル社>とかはどうなったのだろう。斎木さんから、電車が停まっていることを聞き、さっきの長蛇の列の理由が、この時点でわかる。

<古書 音羽館>に寄り、高木徹『大仏破壊 バーミアン遺跡はなぜ破壊されたのか』800円、丸谷才一『綾とりで天の川』400円、北村薫『続・詩歌の待ち伏せ』400円、先崎学『まわり将棋は技術だ』(ここまで全て文藝春秋)100円、井上ひさし『兄おとうと』(新潮社)100円、阿刀田高『Aサイズ殺人事件』(創元推理文庫)100円、大島弓子『秋日子かく語りき』(アスカコミックス)100円を買う。

開店5周年記念ということで、500円以上買い上げの人にプレゼントしているという、<古書 音羽館>のマスコット・おとわちゃんのピンバッチをいただく。これは嬉しい。こちらでは、地震のときには、店内にいるお客さんを、店外に誘導したそうだ。レジまわりに高い本の山がいくつかあるが、こちらは無事だった模様。

帰宅して、<まぐろのづけの手こね寿司>を作る。あまり使う機会のないバルサミコ酢を、寿司酢として使ってみる。なかなか、うまくできて美味だった。

風呂で、『まわり将棋は技術だ』を読み、明日は野球の試合で、朝が早いので、そのまま寝る。

↑2005/7/23